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平成29年1月 福井テレビ番組審議会

審議内容

議題 「2017ぐるっとアジア ~後世に残したい ふるさとの美景~」
平成29年1月3日(火) 午前8時25分~9時50分

 

 

審議概要

・全体としては、よくまとまっていたと思う。
・福井テレビが取材した韓国編が一番心に伝わるものがあった。
・音楽は番組の内容に合ったゆったりしたもので、耳にすっと入ってくる良い音だった。
・山と運河と海というスケールの大きい自然を題材にした番組で、自然風景の美しさや壮大さがあったし、これを守る人たちの活動や素朴な人情や心意気がよく伝わってきた。
・山の名前が多く出てきたので名前のスーパーがもう少し長く出ているとよかった。
・田島アナウンサーの厳しい辛い場面がもう少しあると、彼の言葉がしっくりきたと思う。
・和田海水浴場に関わる人々の思いや人情、「ブルーフラッグ」の海を守るための心意気などが幅広く伝わってきて総合的に良い出来栄えだと思った。
・若狭富士と言われる青葉山が映っていたが、印象深い山なので、青葉山の名前などが出ていると嶺南の象徴としてよかったと思う。
・昨年の麺文化の話とは違った意味で、自然の良さとか人々の温かさが出ていて良かった。来年の番組も大いに期待したい。
・田島アナウンサーは2年目の方だが、風景の表現の仕方などに若干物足りなさを感じた。もっと全面に出て、風景などについて自分の感想を言うことが大事だ。
・20年以上続いた共同制作番組で、毎回テーマを決めるのは大変だと思う。途絶えることなく続けてこられたことに敬意を表したいと思う。
・映像的にも美しい風景が多く、興味を持って観られる良いテーマだった。
・中国、韓国が撮られた部分は映像の切り替えが早いと感じた。
・若狭和田海水浴場については、日の出、日の入りや花火大会など個々の美しさを中国のカメラマンの人が一生懸命撮られているのがよく分かり、その魅力が伝えられていた。
・3局の良好な関係を維持するということもあって毎年作られていると思うが、今年特に感じたのは、お互いの距離感がこれまで以上により近いというか友好的な感じを受けた。
・共同取材と銘打って相互に訪問し合う形で、番組の中にもお互いの関係の良さが出ていた。
・今回は、韓国のプロデュサーが中国に行き中国で案内していたアナウンサーが福井へ来るといった形で出ている人たちも繋がっていて、番組全体としての纏まりも良かったと思う。
・田島アナウンサーは笑顔が良くて人なっこく接している雰囲気は好印象で、良好な友好関係が感じとれた。
・山に登った後のアナウンサーのコメントは少し違和感があった。
・韓国が作られた部分は運河に関わる人々などを扱っていたが、関わる人の生きざまなどがもっと深堀りされるとよかった。
・若狭和田ところは民宿のおかみさんやライフセーバーの方などをしっかり取材していて分かりやすかった。
・毎年続いていて大変だと思うが、来年の作品も期待している。
・若狭和田の部分では、人々が織りなす風景がしっかり醸し出されていて人々の生きざまが感じとれた。また、地域の方々でのごみ拾いなど地域の協力があって初めて「海」が守られているというのが垣間見られた。
・都会の華やかな面だけとは違う美しさを観せてくれたと思う。
・「ブルーフラッグ」はレベルの高い資格認証だと感じたので、その点に少し触れると地域の中で守られて初めて資格が取れたというが見えてきたと思う。
・韓国の部分では、「山」を通じた地域というかその恩恵にあずかる人々の生活が観られるとよかったと思う。
・3局共通してよかったのは映像美で、効果的に使われ美景が端的に表されていた。
・BGMについては、日本が制作した韓国の雪岳山(そらくさん)の部分は雄大な山にマッチしていたと思うし、韓国制作の中国の大運河には中国の楽器を使っていて歴史や生活を表していて効果的だった。また、中国が取材した若狭和田のところは、人の温かさというものに焦点があたっていたような音楽の選び方で柔らかく温かいものだった。
・音楽が映像や番組の意図に合わせて選ばれていて効果的だった。
・3局とも作り方は共通していて、端的に番組の中味を表している構成で良かった。
・雪岳山を描いた作品は自然の雄大さに視点をおき山の迫力や登山シーンに重きがあると思った。中国の大運河は旅紀行というかドキュメンタリーのような感じでよかったと思う。若狭和田の部分は心温まる作品で人間を描いていたと思う。
・3つの作品に共通するふるさとを愛して後世に残したいという意図が若狭和田の部分に一番表れていて、人間と風景を描いていたという印象を持った。
・3局とも背景にあるサブテーマの人間関係が色濃く出ていたと思う。
・若狭和田の青葉山の日没など美しい映像や春夏秋冬の映像があって良かった。
・この企画の沿革とか主旨を番組の冒頭で上手くまとめて伝えていたと思う。
・テレビのビジュアルを活かすテーマ設定で題材の選び方が良かった。
・各局の制作ディレクターを取り込んでという形で作ったのが自然で成功していて、完成度の高い番組になったと思う。

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