番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

神経障害について

今日のドクター

日本神経学会専門医
濱野 忠則 先生

病気説明

神経障害というのは非常に幅が広くて色々な病気があります。中枢神経が障害される病気だとか、末梢神経が障害される病気、精神的なうつ病、適応障害なども含めると本当にいろんな病気があると思います。基本的に男女差や年齢に関係なく誰にでも起こる可能性があります。もちろん若い人に多い病気や、高齢者に多い病気というのはあります。原因や治療法も病気によってさまざまです。脳や脊髄自体に障害がある器質的な病気だと脳卒中や認知症、パーキンソン病、難病といわれるALSや、脊髄小脳変性症、多発性硬化症などがあります。手足がしびれる末梢神経障害もあります。機能的な病気ですと、代表的なものとして、てんかん、片頭痛や緊張型頭痛があります。症状は病気によっても違いますが、意識がはっきりしない、ろれつが回らない、手足のしびれ、頭痛、めまい、まひ、もの忘れ、など気になる症状がある場合には、神経内科で相談をしてほしいと思います。

意外と知らない?対処法
過労とストレスは大敵です
神経障害に悪影響を与えるものは、タバコの影響も大きいですが、なんといっても過労とストレスではないかと思います。ストレスを溜め込むことで、神経障害の発症リスクも増えると思いますし、なかには突発性難聴やメニエール病、片頭痛、手の震えといったストレスが重大な影響を及ぼすと考えられているものもあります。ですから、普段からストレスを溜めないようにして、神経障害を予防して欲しいと思います。
ストレスを溜めないことが大事
ストレスを溜めない為には、まず、よく寝ること、スポーツなどで体を動かしたり、読書をする、映画を見る、音楽を聞くなど自分の好きな事をして楽しむことが重要です。もっとも大事な事は、悩みや話を聞いてくれる信頼できる人を見つけることです。うまく悩みを打ち明けられずにストレスを抱え込む方が多いですから、話を聞いてくれる人を見つけられるといいですね。逆に友人がなやんでいるときには時間の許す限り話を聞いてあげることも大事ですね。
まとめ
神経的な病気だけではなく、精神的な病気にもストレスというのは悪影響になりますから、あまり無理をしすぎず、休める時はゆっくり休んで、体調を管理してほしいと思います。そして1日1つは楽しいことをしてほしいです。
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