番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

台所でのケガの対処法

今日のドクター

福井大学医学部附属病院総合診療部助教
許智栄先生

病気説明

台所には調理器具や包丁、ガラスといったものが多く、危険が多く潜んでおり、多くの方が台所で危険を感じたことがあると思います。
台所のケガで多いのは包丁やコップの破片などによる切り傷や、油やお湯などによるやけどです。
台所に立つことも多い主婦や、子どものケガが目立ちますので、台所にはキケンも多いという事を頭において、日頃から気をつけるようにしてください。

意外と知らない?対処法
切り傷は異物の混入に注意しましょう
指を切った時に、傷薬を傷口に塗り込む方もいらっしゃいますが、ばい菌やほこりなどの異物を傷口に押しこむことにもなりかねませんので注意するようにして下さい。
切り傷の応急処置は、流水で傷口を綺麗に洗うことで、もしも傷が深い場合は、そのまま圧迫して病院へ行くと良いでしょう。
また、ガラスの破片でケガをした場合は、ガラスの破片は取り除くか、どういう状況でどれくらい割れたというのをしっかりと把握しておき、きちんと医師に伝えられるようにしてください。地域によっては『タバコの葉っぱを練り込むと止血になる』と思われている方もおりますが、タバコの葉っぱはかなりやっかいな異物になってしまいますので、絶対にやめて下さい。
水ぶくれは破らないようにしましょう
やけどによる水ぶくれは、破った方が早く治ると思われている方も多いと思いますが、破らずおいておくほうが早く治るので破らないようにして下さい。
水ぶくれの中には、ばい菌のいないキレイな体液が溜まっています。これは新しい皮を作る環境を整える、キレイなフィルムのような役割をしていますし、水ぶくれを破ることで、逆にばい菌などを入れてしまうことにもつながりますので注意して下さい。
やけどはすぐに流水で冷やし、関節にまたがったやけどなど、やけどがひどい場合は、病院へ行くようにして下さい。
まとめ
台所には調理器具や包丁など危険になるものがたくさんあります。また、塩素系の洗剤を使うときは換気扇をつける。万が一目に入ったら目をこすらず、目を洗う、などしっかりと気をつけるようにして下さい。
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