番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

頻尿予防について

今日のドクター

福井県泌尿器科医会
平田昭夫先生

病気説明

頻尿とは、一日の排尿回数が多い状態のことを言うのですが、通常、一日を通して5回から7回くらいの排尿が、8回以上あり、夜寝ている時にトイレに起きるという夜間頻尿が一回以上ある場合を頻尿と言います。
若いときは、日中の方がおしっこを作る量が多いのですが、年を取ると夜寝ている時に多くおしっこを作るようになります。
さらに膀胱の容量も減ることもあり、頻尿は高齢の方に多く見られています。

意外と知らない?対処法
1日の水分量に気をつけましょう
1日の尿量としては平均的に体重60キロの方で1400ミリリットル前後と言われていて、1200以下だと脱水、逆に1800以上だと水分が多いため頻尿の原因になってしまいます。1400ミリリットルが基準と言われてもなかなか尿量を測ることも難しいと思いますが、だいたい1日3食普通に食べていれば、それだけで十分、水分量は足りていると思ってください。
水分を多く摂ると血液がさらさらになって脳梗塞や心筋梗塞の予防になると思っている方も結構いらっしゃるのですが、そのような事はまったくありませんし、そういった過度な水分摂取が夜間頻尿につながってしまっている事が多くあります。
睡眠障害とも関係があります
夜間頻尿と睡眠障害の関係は強く、夜間頻尿が3回以上ある場合は不眠の影響がかなり強いと言えます。不眠があるから夜間頻尿があるのか、夜間頻尿があるから不眠があるのか、というところは明確には分かりませんが、お互いがお互いに悪循環になっています。
睡眠薬を飲むと、転倒等の危険があるからと服用を避けている方もいらっしゃいますが、夜間は膀胱もおしっこをたくさん溜められる傾向にあり、結果的に睡眠薬を使うことで、睡眠障害や夜間頻尿が改善される方もいらっしゃいます。
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