番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

家庭でできる食中毒予防について

今日のドクター

日本消化器病学会専門医
青柳裕之先生

病気説明

食中毒は、皆さんすでにご存知のことと思われますが、食中毒の原因となるウイルスや細菌あるいは毒素が含まれている食べ物を口にすることによって起こる健康障害の事です。
下痢や嘔吐といった症状が一般的ですが、原因によって症状も、発症するまでの期間も異なります。
その他に起こり得る症状といたしまして発熱、筋力低下、麻痺などがあります。食中毒とひと言に言ってもいろいろな原因や症状がありますし、これからの時期は食中毒も増えるので、ご家庭でしっかりと予防を心がけてください。

意外と知らない?対処法
清潔なタオルを使いましょう
食中毒の予防に手を洗う事はもちろん大事なのですが、いくらキレイに手を洗っても、手を拭くタオルが清潔に保たれていないといけません。手を拭くタオルであっても放置しておくと菌が増殖する事になってしまいます。
家庭で出来る、食中毒予防のポイントは、まな板を肉・魚用と野菜用とを分ける、ラップしてある野菜やカット野菜もよく洗う、冷凍食品などは室内に放置して解凍をせずに、冷蔵庫や電子レンジで解凍をする、包丁や食器まな板は使った後キレイに洗うようにすると良いと思います。
冷蔵庫の温度は10℃以下にしましょう
食中毒の予防に、冷蔵庫の温度は10℃以下に保つ事が良いとされています。食中毒を引き起こす菌の多くは10℃以下になると増殖がゆっくりになる為です。マイナス15℃以下になると増殖が止まるので、冷凍庫は-15℃以下になるようにしましょう。ただし、菌が死ぬわけでは無いので、冷蔵庫から出したら、早めに加熱するなど調理をするようにしてください。
食中毒予防の三原則は食中毒の原因菌を『付けない』『増やさない』『殺す』ということですから、これらのポイントをきちんと行い、家庭から食中毒をおこさないようにしましょう。
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