番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

立ちくらみについて

今日のドクター

福井県内科医会幹事
青山隆彦先生

病気説明

立ちくらみについては皆さんご存知だと思うのですが、座っている状態から急に立ち上がったときなどに血圧が下がり、頭がふら~っとしたり、目の前が暗くなったりするといった現象の事で、脳へ充分な血流が送られない起立性低血圧によるものです。
通常、私たちの体は自律神経の働きで立ち上がった時の血圧が下がらないようにしてくれているのですが、なんらかの原因で自律神経の働きが悪くなると起こりやすくなります。意識がなくなり倒れると、頭を打つこともありますので、気をつけてください。

意外と知らない?対処法
病気が隠れていることもあります
立ちくらみというのは誰でも一度は経験した事がある、すごい身近な状態だと思いますが、中には病気が原因となって起こる立ちくらみもあるので注意して欲しいと思います。
立ちくらみを引き起こす可能性のある病気はたくさんあるのですが、心臓の病気、そして頭の病気というのも可能性もあります。もちろん一般的には問題のないことが多いのですが、立ちくらみから失神をするような場合や、立ちくらみによって意識がなくなるような事があったら病院で検査をしてください。
暑い時には注意しましょう
立ちくらみは脱水状態が起こりやすい、暑い時の方が起こりやすいです。軽い熱中症では立ちくらみといった症状も起こりますので、暑い時には熱中症に気をつけ、立ちくらみが起こらないようにすると良いでしょう。
立ちくらみを予防する為には、ゆっくりと立ち上がると良いですし、立ちくらみが起こった時は、しゃがむと転倒防止にもなると思います。
繰り返しになりますが、立ちくらみには病気が隠れていることもありますので、症状が強い場合や意識なくなるような場合には病院を受診すると良いと思います。
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