番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

水虫について

今日のドクター

福井県皮膚科医会
長谷川義典先生

病気説明

水虫については皆さんご存知だと思うのですが、白癬菌というカビの一種が皮膚に寄生して生じる病気なんです。足以外にも手や体、頭にも感染し、このうち足に感染した時の俗称がいわゆる『水虫』と言います。湿気の多い環境が菌を繁殖させやすくしてしまうので、足を清潔に保ち、ムレないように対策をするのが大事です。

意外と知らない?対処法
足の指の間に出来やすいです
水虫のタイプはいろいろあるのですが、足の指の間にもっともできやすいです。水虫は『かゆみがある』と思われている方が多く『かゆくないから水虫では無い』と言われる方がいますが、水虫のタイプによってはかゆみが出ないという事があります。水虫は足の指の間にできる『趾間型』と足の裏や側面に小さな水ぶくれができる『小水疱型』かかとを中心に足の裏の皮膚が厚くなる『角質増殖型』があります。趾間型や小水疱型でもかゆみがない場合があり、角質増殖型はかゆみが無い事が多いので『かゆみが無いから水虫では無い』とは思わないようにしてください。
症状にお悩みの方は医師に相談しましょう
水虫は治らないと諦めてしまっている方は多いのですが、きちんと治療すれば決して治らない病気ではありません。水虫を治りにくくしている原因のひとつに、水虫の菌が足の爪の隙間に侵入し感染する爪白癬があります。痛みやかゆみといった自覚症状が無いため見過ごされがちですが、家族などまわりの人にうつる可能性があるので注意してください。爪白癬に関して新しい治療法も出てきていますし、水虫でお悩みの方は自分で判断せずに、医師に相談するようにして欲しいと思います。
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