番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

飲み込みの障害について

今日のドクター

日本耳鼻咽喉科学会 福井県地方部会
清水 良憲 先生

病気説明

食べ物の通り道と、空気の通り道は途中まで同じなんですが、喉頭というところで、空気は気管、食べ物は食道、というように仕分けをしています。飲み込みの障害というのは、この仕分ける器官に障害があり、物を食べた時に、食道では無く気管に入ってしまう、いわゆる誤嚥というものを起こしやすくなる状態で、物が飲み込みにくい、良くむせる、などの症状がある病気です。

意外と知らない?対処法
高齢の方に多い障害です
飲み込みの障害というのは、高齢の方に多いです。中にはパーキンソン病など特殊な病気から、起こることもありますが、原因のほとんどは加齢による機能の衰えから始まります。若い方は心理的なストレスから、飲み込みにくいとかを感じることがありますが、殆どの場合が思い過ごしですので、忘れてストレスを溜めないようにすると良いと思います。高齢の方はリハビリによって、飲み込み方の指導をしたり、食べさせる側の工夫を指導したり出来ますので、気になる方は、耳鼻科医に相談すると良いと思います。
年齢と共に誰にでも起こります
飲み込みの障害というのは、年齢による機能の衰えですから、年齢を重ねれば誰にでも起こります。怖いのは食べ物が気管に入る、誤嚥による肺炎、誤嚥性肺炎ですし、高齢の方は誤嚥性肺炎が多いので、熱を繰り返したり、短期間の間に肺炎を繰り返したりする場合には注意をして欲しいと思います。誤嚥によって、むせる場合もありますが、むせない事もありますので、気になる方は病院で検査を受けると良いと思います。
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
PAGE TOP