番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

心肺蘇生法について

今日のドクター

福井大学医学部附属病院 救急部助教
森田浩史 先生

病気説明

目の前に倒れている人がいたら、心臓マッサージや人工呼吸で助けるといった方法がよく知られていると思います。
ですが、実際にそのような場面に遭遇した時に心肺蘇生法が出来る方は少ないのでは無いかと思います。
特に多くの人が集まるイベントや大会といったところなんかでは、そのような場面に遭遇する可能性も高くなりますし、みなさんの力で助けられる命がありますので、ぜひ心肺蘇生法について理解を深めるようにしてください。

意外と知らない?対処法
心肺蘇生法
1.倒れている人を発見したら近づく前に周囲の安全を確認します。
2.倒れている方に近づき意識の確認をします「大丈夫ですか?」と呼びかけ軽く肩を叩く程度です
注)この時、大きく揺さぶったり、大声をかけたりしてはダメです。
3.意識がなければ、周囲に大きな声で助けを求めます。
4.助けに来てくれた方に「あなたは救急車をお願いします」「あなたはAEDをお願いします」と、的確に指示を出しましょう。
5.呼吸の確認を「見て」「聞いて」「感じて」素早く行います。
注)しゃくりあげるようなあごの動きは「死戦期呼吸」といって心停止と判断して問題ありません。
6.胸骨圧迫(心臓マッサージ)を開始します。
胸骨圧迫の方法
1.胸骨圧迫は、胸の真ん中、胸骨の下半分くらいの位置に行います
2.回数は一分間に100回から120回で
3.手に体重を乗せて、5センチ以上沈むくらいの強さで行います
4.ポイントは「早く」「深く」「きちんと戻し」そして「絶え間なく」行う事が大切です
5.胸骨圧迫は救急車が来るか、AEDの指示があるまでは続けるようにしてください
まとめ
紹介した、心肺蘇生法を行うことで助けられる命があります。わたしには関係ないから…と思わずみなさんも実行し、救急車が来るまでの、命をつなぐリレーの大切さを理解して欲しいと思います。
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