番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

糖尿病について

今日のドクター

日本糖尿病学会糖尿病専門医
銭丸康夫 先生

病気説明

糖尿病とは血糖値を下げる“インスリン”の量と質が相対的に下がることによって、血糖値が高くなり続け、「慢性の高血糖状態」となる病気なんです。高血糖のまま放置すると、神経や目、腎臓の合併症を引き起こし、最悪の場合には足の切断や失明、血液透析になってしまう怖い状態なんです。動脈硬化も進んでしまいますし、糖尿病の管理がうまくいかないと健康で過ごせる時間が短くなりかねないので、そうならないためにも日頃から食生活や運動に関して、しっかりと対策をとるようにして欲しいと思います。

意外と知らない?対処法
太っていない人も注意が必要です
糖尿病は太っている人ほどなりやすい傾向にありますが『太っていないから大丈夫』という事ではありませんので気をつけて欲しいと思います。体重を身長の2乗で割った、肥満度を示す『体格指数』」は25から肥満の状態になります。しかし、標準的な数値の方でも25に近い人ほど糖尿病のリスクはありますので、注意をしてください。自分の血糖値に注意して欲しいと思いますし、病院ではその人にあった食事療法や運動療法によって血糖コントロールを指導出来ますので、血糖値が高いと言われた方は病院を受診して欲しいと思います。
症状が無くても定期的に受診しましょう
糖尿病と診断されて血糖コントールが順調に進むと『治った』と勘違いをして治療を中断する方が多くいます。糖尿病の恐ろしいところは、その合併症で、神経障害や目や腎臓に異常をきたしてしまいますし、治療を中断すると糖尿病の進行が急激になってしまいますので、治療は継続し、また定期的に病院で検査も行ってください。糖尿病は健康で過ごせる時間が短くなりかねない怖い病気ですから健康診断などで、糖尿病の疑いがあると言われた方は必ず病院を受診するようにして欲しいと思います。
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