アナウンサー

2011年04月18日

福井の町が薄紅色に染まるこの季節。
毎年、冬の終わりを告げる柔らかい陽射しと
爽やかな風に包まれながら足羽河原を歩く度に、
少し切なく、きゅんと胸が鳴る不思議な感覚を覚えます。

110418_1.jpg特に今年は、先の東日本大震災と原発災害で日本中に深い悲しみと不安が広がる最中。
それでも変らず、いえ、例年よりもむしろ美しく咲き誇る桜の生命力に目頭が熱くなりました。

幼子を抱いた家族がお弁当を広げ、
若いカップルが笑顔で見つめ合い
老夫婦が手をつないで花々を見上げ、ゆっくりと言葉を交わす、
何気ない、あたたかな風景。

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被災した方々に、一日でも早く、こんな穏やかな日常が戻りますように。
大切な人を亡くした悲しみが、少しでも癒えていきますように。

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そして私たちは…
被災地の皆さんのために、それぞれが出来ることを探しながら、
ひとつでも多くの「笑顔」や「元気」を見つけ、あるいは生み出し、
県内に、日本中に、広げていかなければなりませんね。
立ち止まらず、前を向いて。負けないで。


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