これまでの旅

第8回

5月17日放送

真亜子もエール!伝統の技で未来をひらく漆器の里

旅人:城戸真亜子(タレント・芸術家)

旅先:鯖江市


旅人は、前回に続き、タレントで芸術家の城戸真亜子さん。
伝統工芸に興味を抱く真亜子さんのご希望に応え、「越前漆器の里」鯖江市を訪ねました。

まず訪ねたのは、「沈金」に打ち込む漆工芸家の窪田嘉政さん(31才)、窪田嘉晴さん(57才)親子。
嘉政さんは、子供達に「漆工芸」の素晴らしさを知ってもらいたいとの願いから、動物や虫を題材にしたかわいらしい作品を作り続けています。そして、その輪を世界にも広げたいと、作品を手軽に見ることが出来る「本」にまとめました。父・嘉晴さんは、そんな嘉政さんを温かく見守ります。そこには、親子の絆の強さと職人同士の信頼感が感じられました。
続いては、「蒔絵」に打ち込む蒔絵師・松田祥幹さん(38才)、松田真扶さん(70才)親子。祥幹さんは、漆器以外の商品にも蒔絵の素晴らしい技術を生かせないかと、新規開拓にあたっています。また、県内の伝統的技術を有する職人と商人との協働プロジェクトとして「オープンドア研究会」の会長としても活躍中。「正直言ってついて行けない」と語る父・真扶さんも新しい分野にチャレンジする祥幹さんの精神的バックアップにあたっています。
二組の親子との出会いで、今回も芸術家として大いに刺激を受けたという真亜子さん。「福井には面白い動きがある」と語り、「次の個展では、越前和紙を使ってみたい」という希望もお持ちのようです。これをご縁におおいに福井を応援してください!

【連絡先】  
漆工芸 くぼ田    電話 0778-52-1545
松田蒔絵工房    電話 0778-65-0750
漆遊館    電話 0778-52-3400