第132回

7月2日放送

山咲トオル 越前市でしみじみとキラキラを体験する旅

旅人:山咲トオル(漫画家・タレント)
旅先:越前市今立地区・武生地区


今回の旅人は、漫画家でタレントとしても活躍中の山咲トオルさん。
福井は初めてという山咲さんを、まずは越前市今立地区にご案内。ここは言わずと知れた越前和紙の産地。実は1,500年を誇る紙漉きの歴史のなかで、その技術とともに紙漉きの歌も伝えられているんです。その数少ない伝承者の一人が伝統工芸士の玉村秋子さん。昔の紙漉きの風景や教えを含んだ詩と玉村さんの味わいのある歌声でに感動した様子の山咲さんでした。そしてせっかくなので紙漉き歴47年の玉村さんの指導で紙漉きも体験しました。

このあと同じ越前市の武生地区に移動。訪れたのは『笹屋菓舗』という老舗の和菓子屋さん。こちらでは山咲さんが育った沖縄産の黒糖を使ったお菓子がたくさん。まずは福井の蕎麦と黒糖のコラボレーションで絶妙な味わいの『蕎麦カステラ』。そして、食べたら思わずお金を払うのも忘れてしまうほど美味しいという究極の和菓子『喰い逃げまんじゅう』。沖縄の懐かしい味を思わぬところで思い出すことが出来たようでした。

そして最後に訪れたのは笹屋さん近くのあるお寺。ふと気がつくと、ここはお寺なのに教会のようにステンドグラスが。実はステンドグラスは、こちらの奥さん坂尾尚美さんが作ったもの。近くにある坂尾さんのアトリエには自慢の作品が所狭しと並んでいました。また坂尾さんはステンドグラスだけでなく万華鏡やお皿も作っているとのこと。キラキラしたものが大好きで、よく自宅でリラックスするときに万華鏡を使い、趣味がお皿集めという山咲さん。せっかくなので万華鏡とお皿作りを体験。コレクションを増やすことが出来て、大満足の山咲さんでした。
 
卯立の工芸館

電話

0778−43−7800
笹屋菓舗
電話 0778−23−5338
宝珠工房てんぽぅ
電話 0778−24−3997
 
 
第133回

7月9日放送

恐竜王国勝山で確認!トオルちゃんはやっぱり男だ!

人:山咲トオル(漫画家・タレント)    
旅先:勝山市


旅人は前回に引き続き漫画家・タレントの山咲トオルさん。

前回の旅で1,500年の和紙の歴史に触れた山咲さんを、さらに遡った時代を体験していただこうと案内したのは勝山市。えちぜん鉄道で勝山市に向かった二人を駅で迎えてくれたのは恐竜。そう、こちら勝山市は恐竜の街。街のあちこちに恐竜のモニュメントあり、また恐竜のイラストのマンホールまで。
そして道で見つけた恐竜の足跡を辿っていくと見えてくるのが県立恐竜博物館。2億年以上前の生物の実物の化石や「福井」の名前が付いた恐竜の骨格を見て、度肝を抜かれた二人。これらの貴重の化石が見つかった現場で、発掘体験をさせてもらうことに。現場に転がる石は全て1億2,000万年前のもの。発掘を始めると、ものの数分で完全な形の二枚貝の化石を発見。このほかにもタニシや植物の化石などを見つけ太古のロマンに思いを馳せました。
続いて向かったのは、同じ勝山市の『久保指物店』。こちらはもともと建具屋さんでしたが、その技術を応用してユニークなものを作っています。せっかくなので、そのなかの一つの『ちっチャ椅子』を作ってみることに。「山咲さん、大丈夫?」という心配をよそに、手際よく椅子を作り上げていく山咲さん。実は山咲さん、工業高校のご出身。久保さんのアシストもあって、見事椅子を完成させることが出来ました。
恐竜に感動し、電動工具を自由に操る姿を披露して、一味違った『山咲トオル』を見ることが出来た旅となりました。
 
福井県立恐竜博物館
電話 0779−88−0001
久保指物店
電話 0779−88−1812