第143回

10月15日放送

邦ちゃん感動!三国で古き良き時代の伝承者に出会う旅

人:山田邦子(タレント)
旅先:坂井市三国町


今回の旅人は、タレントの山田邦子さん。
「福井の歴史を知りたい」と言う邦ちゃんのリクエストに応えるべくお連れしたのは、江戸時代に北前船の湊として栄え、今なお歴史ロマン漂う坂井市三国町にご案内。その三国の魅力を伝えていこうとするボランティアのガイド、井上英子さんに三国湊の町並みを案内していただきました。

『旧森田銀行』は三国で廻船業で財を成した森田家が始めた銀行で、西欧風のデザインの外観と豪華な漆喰模様の内装が特徴。
また『旧岸名家』は材木商の店舗兼住宅跡。店の帳場や座敷、住居の台所や五右衛門風呂などが残っていて、当時の人たちの生活の様子が伺え、邦ちゃんも思わず、幼い頃の記憶が蘇り、懐かしい気分に浸りました。

町並みを散策して少しお疲れになった二人が一息つこうと訪れたのが、『旧岸名家』からすぐのところにあり、井上さんおススメの『江戸小唄竹よし』。
こちらは江戸の風情を楽しみながらお茶を楽しめるお店。こちらでお茶といっしょに三国銘菓『鶯餅』をいただいてホッコリしている邦ちゃんの目に映ったのが三味線。実はこちらのお店を切り盛りしている長沼慶江さんは三味線の先生で、こちらのお店でも三味線の体験が出来るんです。
初心者の松下アナを横目に、三味線を弾くのが趣味の邦ちゃんは長沼さんと数曲をセッションしました。

そして最後に東尋坊近くのあるお家へ。
庭には藁で作った馬の巨大オブジェが2体。これらは、ここに住む藁造形作家の村上裕介さんが作ったもの。
村上さんは学生時代に渡ったアメリカで世界各国の文化と触れるうちに日本の文化の象徴は藁細工と気づき、帰国後、一人で縁もゆかりもない青森に移り、地元のお年寄りに藁の民芸品の昔ながらの作り方を教わりながらオリジナルでオブジェなどの作品を作り、今年、福井に戻ってきました。ここを訪れた記念に馬のオブジェを作り方を教わった邦ちゃん、藁の温かさと村上さんの人柄に心を動かされたようでした。
 
ボランティア観光ガイドきたまえ三国
電話 :0776−82−8552
▽江戸小唄 竹よし
電話 :0776−82−0120
▽藁造形作家 村上裕介
HP http://www9.plala.or.jp/yusukein
 
 
第144回

10月22日放送

夢に一歩近づいた!?邦ちゃん、大野で山の恵みを満喫

人:山田邦子(タレント)
旅先:大野市


旅人は前回に引き続きタレントの山田邦子さん。
土いじりが大好きで、将来の夢は農業をすることとと公言する邦ちゃんを大野市にご案内。

まずは特産、上庄の里芋の世話に大忙しの三浦健也さんを訪ねました。
実は三浦さん、今でこそ、ここ大野で農業をしていますが、都会で生まれの都会育ち。学生時代に今の奥さんに出会い、その縁で大野に移住。今ではすっかり大野の魅力にとりつかれました。
そんな三浦さんが働く農場で邦ちゃんも里芋の世話のお手伝いをすることに。自宅に畑を持つほど野菜の栽培が好きな邦ちゃん、三浦さんのお手伝いをすることに。
『ずいき』と呼ばれる里芋の茎を切る作業をしていましたが、せっかくなので里芋を掘ってみることに。幼稚園のころ、芋掘りの日に風邪をひいて休んでしまったため、いつかは芋掘りをやってみたいという願望を持っていた邦ちゃんは、子供の頃からの夢が叶って大喜びでした。しかも三浦さんが用意してくれていた、おばあちゃんが作った里芋の煮っころがしをも味わうことができ大満足でした。
さらにもう一つお土産があると言う三浦さんのあとに続いて行くと、そこには花の苗が。実はこれ、邦ちゃんが大好きな『リカちゃん』人形とコラボレートしたパンジー『虹色スミレwith Licca』の苗なんです。ほかの花の苗といっしょに鉢に植えてお持ち帰りすることに。

そうこうするうちに、三浦さんが出かけないといけない時間になってしまったということで一緒についていくと、そこは保育園の園庭。
実は三浦さん、奥越の農業を盛り上げようと、仲間と『ほやほやクラブ』というグループで活動中。普段は農業に関する研究をしていますが、この日は、メンバーたちが作った野菜を材料にしたピザを園児たちに振舞おうというイベントのリハーサルに集まりました。メンバーと話をしながら試食したピザの味に舌鼓を打ちながら、農業、そして奥越を愛する皆さんの心に感動した邦ちゃんでした。

そして最後に邦ちゃんに会っていただいたのは、山で何かを拾っている女性。
松本三重子さんという方で、お話を聞くとドングリを拾っているとのこと。
実は松本さん、自らを『どんぐらー松本』と名乗るほどのドングリ好き。ドングリを使っていろいろなものを作っているということで自宅兼アトリエにおじゃましました。
そこにはたくさんのドングリが!
邦ちゃんも是非何か作ってみたいということで、まずは携帯電話のストラップ作りを体験。いろんな形のドングリの中から気に入ったものを選んで、オリジナルのストラップを完成させました。
と、そのとき「ドングリは食べられるのか?」という邦ちゃんの素朴な疑問にお応えして、ドングリを試食することに。炒ってピカピカに光るドングリを食べてみる邦ちゃんと松下アナ。苦いものや意外と(?)おいしいドングリの味に驚いていました。
そして最後にドングリを使った染物に挑戦。
強烈な匂いを放つ柿渋に手こずりながらも何とか作り上げ、完成品には、後日、東京でご対面。ドングリの持つかわいらしさと生命力を感じ、それに魅せられた松本さんのドングリ、そして大野の自然に対する愛情に心が温かくなった邦ちゃんでした。

ここで生まれ育った人、ほかの土地からここに来て根を下ろす人の両方の人に出会うことで、大野の魅力に触れることができた旅となりました。
 
どんぐらー松本
住所 :大野市中野31−18−12
電話 :090−4329−9388