今年2月、福井県を襲った大雪。北陸道は通行止めとなり、国道8号線でも車1500台の立ち往生が発生、“交通の大動脈”が完全に麻痺した。 こうした中、国道364号線への迂回運転を試みた19歳の青年が“白魔”に行く手を阻まれ、車中死した。一酸化炭素中毒だった。 なぜ、青年は国道364号線を通行してしまったのか。 なぜ、青年と母親のSOSはきちんと届かなかったのか。 北陸道の通行止めから青年の死亡までの36時間を検証した。