福井市国見地区に、かつて公民館だった建物を再活用した水族館があります。その名も「くにみクラゲ公民館」。福井の海に生息するクラゲや魚などの生き物が展示されています。

　管理しているのは、田中俊之さん。県内外の水族館に勤めた経験を活かして運営しています。

　クラゲ公民館の館内には、かつて料理教室が開かれていた当時の面影が残っています。その教室では、調理台やシンクなどを使って、食べられる魚やタコなどが展示されています。

　田中さんには、クラゲ公民館をオープンさせるにあたり、ある想いがありました。それは「楽しみながら、海の生き物について学んでほしい」ということです。また、クラゲ公民館では、見て学んだことを形にできるように、ワークショップ（工作教室）も開かれています。

　田中さんは「たくさんの体験ができる水族館にして、生き物について考えられるスポットにしたい。その結果、大勢の人が訪れ、国見地区が賑わえばいいな」と話しています。