高浜町青戸にある「エルどらんど」は、地球科学をテーマにした体験型の科学展示施設として、20年余りの間、多くの人たちに親しまれてきました。

このエルどらんどが、去年11月にリニューアルし、更なる魅力を発信しています。

リニューアルの目玉は、巨大な温室「トロピカルワンダー」に設置された、「空中アスレチック」です。

大型温室は、以前は、熱帯雨林を再現した水族館として人気を集めていましたが、より幅広い年齢層に楽しんでもらおうと天候に左右されない全天候型の屋内アスレチックとして生まれ変わりました。

全国的にも珍しいというこの大規模施設では、ジャングルの中に、遊具やアスレチック設備があり、様々なアクティビティを体験できます。

一番人気の「空中アスレチック」は、落下防止用のハーネスを着けて挑戦する本格仕様。

1周100ｍ、9つのスポットを攻略していきます。

コースの中で最も高い地点は9ｍ、揺れる足元はスリル満点です。

館長の大江俊充さんは「スタッフがしっかりフォローするので、最後までゴールして、達成感を味わってほしい」と話します。

新型コロナウィルスの影響で、現在の利用者は、近隣の住民や県内観光客がほとんどですが、アスレチックを楽しむ人たちの笑顔やゴールした時の晴れ晴れとした表情に、スタッフのコロナ終息後への期待が膨らみます。

大江さんは、「修学旅行などのお問い合わせも増え始めています。天候が悪くても楽しめる全天候型施設なので、一年通していつでも遊びにきてほしい。」と話しています。