番組紹介

エ・ク・ボ通信

花らっきょ
2021年07月18日(日)放送

 

坂井市三国町の三里浜で作られる名産品「花らっきょ」。

 

小粒で、繊維の細かいシャキシャキとした食感が特徴です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

通常、9月に植えられたラッキョウは、翌年の6月に収穫されます。

 

しかし「花らっきょ」はさらに1年長く、足掛け3年で育てられ、三年子ラッキョウと呼ばれています。

ラッキョウは分球を繰り返すため、粒は小さくなりますが、繊維の細かい、締った状態になり、シャキシャキと歯切れのいい食感になります。

 

 

 

全国で人気の「花らっきょ」。

今、収穫量を確保するための転換期を迎えています。

 

実は、ラッキョウ農家の後継者不足により高齢化が進んでいるのです。

 

 

 

 

 

三年子ラッキョウの栽培には、多大な労力を必要とされます。

通常のラッキョウと比べ、栽培期間が長い分、除草作業や肥培管理の手間が掛かります。

 

また植え付けも収穫も6月から9月と暑い時期に、気温の上がりやすい砂の上での作業となるため、かなりきついものになるのです。

 

 

 

 

そして今、担い手不足の解決を図ろうと、三里浜特産農業協同組合では機械化に力を入れています。

これまでも機械化は進められていて、植え付け作業に関しては技術が進んでいます。しかし、掘り出し作業に関しては、まだまだ課題が多くあります。

 

 

 

掘り出した後、根と葉を切り、形を整える工程がありますが、一粒一粒、大きさが異なるラッキョウは、機械化が難しいのです。

現在、専門に作業する人がいるほど、この工程は大変な時間と労力が必要とされています。

 

三里浜特産農業協同組合は、機械化が進めば、自ずと継いでくれる人が現れると期待していて、機械化の試行錯誤はこれからも続きます。

 

 

 

 

三年子ラッキョウを育てているのは、

全国で唯一、三里浜だけ。

福井が誇る特産品「花らっきょ」を守りたいと、組合長の小林秀嗣さんは話します。

 

 

 

 

■三里浜特産農業協同組合

住所   | 坂井市三国町黒目9-25

連絡先  | 0776-82-2111

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