番組紹介

エ・ク・ボ通信

若狭ぐじ
2021年10月10日(日)放送

 

 

 「若狭ぐじ」は、若狭湾を代表する魚です。その昔、若狭から京の都に運ばれた海産物は、「若狭もの」として珍重され、その中でも「若狭ぐじ」は、高級食材として扱われていました。

 

 

 

 

 

 若狭湾で延縄漁または釣りで漁獲されたアマダイで、500g以上の魚体の良い物が「若狭ぐじ」と呼ばれます。身が繊細で傷つきやすい魚ですが、一匹ずつ丁寧に釣り上げられ、鮮度や品質が良いと評価を受けています。それは漁師や販売者による厳重な保冷管理の賜物と言えます。

 

 

 

 

 

 そんな中、去年、ブランド力を高める新たな取り組み、若狭ぐじ「極」がスタートしました。極と呼ばれるには、800g以上の魚体で、神経締めと血抜きを施されたものという条件が追加され、ワンランク上の若狭ぐじとなっています。

 若狭ぐじは風味豊か。上品な甘さはタイ以上とも言われます。それをおいしく味わう、昔から伝わる料理があります。その名も若狭焼きです。

 

 

 

 若狭焼きは、若狭ぐじを開いて、ウロコのまま塩を振って焼いた料理のことで、表面の光沢やきれいな赤い姿が残るため、見た目にも鮮やかな料理です。皮はパリッとして、身はふっくら。皮ごと食べることで、身の甘さが引き立ち、淡白な中にも味に深みを感じることができます。

 アマダイの名は身肉に甘味があることに由来し、その味は、白身の魚で淡白な中にも、ふわりと広がる上品な甘さがあるのが特徴です。

 

 

 

 こうして高級魚のイメージが強い若狭ぐじですが、大島漁業協同組合では、もっと気軽に味わってもらおうという動きもあります。担当する濱戸豊葵さんは、サイズが小さく若狭ぐじになれなかったアマダイから、サイズの大きな極まで、地元でしか食べられない、様々な食べ方を提案していきたいと意気込んでいます。

 

 

 

 

 

■大島漁業協同組合

住所   | おおい町大島83-3

連絡先  | 0770-77-0162

 

■こすえ旅館

住所   | おおい町大島28-6

連絡先  | 0770-77-0441

WEB  | http://kosueryokan.com/

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