番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

農夫肺

今日のドクター

日本呼吸器学会専門医 門脇麻衣子 先生

病気説明

農夫肺とは、北海道や東北地方などの酪農家に見られる病気で、冬の間保管しておいた牧草に繁殖したカビや菌を長時間吸い込むことで発症するアレルギー性の肺炎です。症状としては咳や痰、発熱、全身倦怠感などであり、症状だけでは風邪と区別がつかない事があります。原因となるカビや菌を吸ってから4時間〜8時間で症状が現れ、原因から離れると48時間程度で症状が消失する急性型と、慢性的に症状が現れる慢性型、またその中間となる亜急性型と3つのタイプがあります。

意外と知らない?対処法
農夫肺は過敏性肺炎のひとつ
農夫肺は酪農家に多く発症していますが、同じように原因となるカビや菌を吸い込む事で誰にでも発症する可能性はあります。農夫肺は原因物質に過敏に反応する『過敏性肺炎』のひとつであり、過敏性肺炎には、風通しや日当たりが悪い湿気の多い家屋に見られ専業主婦に多い夏型過敏性肺炎、空調や加湿器に繁殖したカビ類を蒸気と共に吸い込む事で発症する換気装置肺炎、鳥類の排泄物が原因の鳥飼病などがあります。カビや菌が原因となることが多く、清潔に保つ、吸い込まないよう目の細かいマスクを付けるなど対策をすると良いでしょう。
喫煙により免疫機能が低下します
農夫肺も含め過敏性肺炎はタバコを吸わない人に比べ、タバコを吸う人ほど発症しにくいと言われています。過敏性肺炎は免疫機能が過敏に反応し発症しますが、喫煙によって免疫機能自体が低下しているため発症しにくいと考えられています。ただし一度発症すると慢性化しやすく死亡率が高くなるとも言われていますので、喫煙が良いと言う事では決してありません。
まとめ
農夫肺のような過敏性肺炎はカビや菌が原因であることが多く、日当たりや風通しを良くし、清潔に保つように心がけてください。また症状は風邪症状と似ていますので風邪が長引く場合には内科を受診すると良いでしょう。
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