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2021年6月 福井テレビ番組審議会

<議題>

「古里SDGs」~過疎法50年 スキーのまち~
令和3年5月29日(土)午後4時00分~4時55分

<審議概要>

*新年度最初の開催にあたり、互選により委員長に吉川委員、副委員長に旭委員が再任された。
*令和2年10月から令和3年3月までの放送番組について、番組種別の結果が報告された。

 

・自分も後継者にどう繋げていくかという思いで観ていたので、学びが多い番組だった。
・持続可能なビジネスモデルを模索するというタイトルを掲げている中で、果たしてこの内容でいいのかなと思った。
・観終わった後にグッとくるものがあったが、それでどういう光り輝く豊かな未来があるのかというところまで踏み込めるとよかった。
・和泉スキー場経営を中心とした作りで、旧和泉村の歴史や地方創生における現場とのギャップが分かりやすく出来ていたと思う。
・大和田伸也さんのナレーションも聞きやすかった。
・SDGsの中の住み続けられるまち作りを題材にした作りは、現代にマッチしていてニーズに適合している内容だった。
・主役で過疎地域に生きる巣守さんの奔走ぶりが感動を与えた。
・タイトルの「古里SDGs」と過疎法施行から半世紀が経った中で古里はどうなるのかという問題提起との関連性が分かりにくかった。
・SDGsの言葉と内容の説明が若干不足していたという気がした。
・巣守さんが言う「国に頼ってはだめ、お金がかかっては持続できない、地方で考えるべき」というのが結論のように思うが、もう少し丁寧に説明があってもよかった。
・過疎法そのものの説明が不足していたように思い、理解しづらかった。
・過疎地域の成功事例といった今後の展開として明るい話題提起があってもよかった。
・肩の力を抜いて、巣守さんストーリーとして最後まで楽しめた。
・巣守さんの活動が地域の将来にとってどういう意味を持っていくのかが薄かった。
・巣守さん以外の地域の人などが出てきて話があるとよかったかなと思った。
・死亡事故の話を入れるかどうかは悩んだと思うが、作り手の悩みが感じられた。
・ナレーションはよかったが、福井出身やゆかりのある声優を使うこともありかなと思った。
・旧和泉村(大野市和泉地区)の持続可能性について考えさせられるドキュメンタリーで、完成度の高い番組だった。
・雪不足やスキー人口の減少、コロナの影響など厳しい環境の中で、コンビニ経営や道の駅での山菜の販売などに奮闘し、将来を見据えて地元の高校生に働く意義を訴える姿に感動した。
・巣守さんの気持ちとは裏腹に娘が都会で働きたいというように、巣守さんの将来の不安と葛藤がうまく表現されていた。
・地域でしっかりやる、国に頼っては駄目だ、補助金に頼るとSDGsどころではないという言葉が全てを語っていたと思う。
・持続可能なスキー場を目指して取り組んでいる会社と比較をしながら、前向きな提案をしていく番組構成もあると思った。
・タイトルにSDGsを掲げているが、テーマが広すぎて十分マッチしたのかなと思う。
・筋書きにないドラマを追っていた訳だが、いろんな困難に直面する中で対応に苦慮したり経営的な工夫をこらしたりする姿が活き活きと描けたと思う。
・ナレーターの大和田伸也さんは控え目なナレーションでマッチしていて、なかなかよく出来ていると思う。
・視聴者に何を汲み取って欲しかったのかがよく分からない。問題提起がもう少しあってもよかった。
・地域開発政策というのが残念ながら過疎を促進しているという辺りがもう少し深められる論点だったのかなと思う。
・全体的に素晴らしいドキュメンタリーだった。
・観ていて気持ちが暗くなった、これが現実だということを突きつけられたような気持ちになって重くて辛い番組で、もう少し光が欲しかった。
・過疎法ができて50年、10年ごとに改定ができるということでタイミングがよく過疎地域の生き残りをテーマに和泉村を取り上げた着眼点、企画性は高く評価したい。
・全国に広く通用するような課題として話題を広げた総合性、時代把握にも優れた点があった。
・スキー場の問題だけでなく、地域に入り込んで深堀りした見応えのあるいい番組になっている。
・スペイン風邪で消滅した面谷地区の話は、和泉地区の過疎の進行とはあまり結びつかない。
・巣守さんのやれることは何でもやる逞しさがひしひしと伝わってきて、それに密着して一つの番組にしたものでとてもよかった。
・タイトルから中味を想像させて観てみようと思わせるような具体的なものを打ち出さないと観ようということになりづらく、タイトルが勿体ない。

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