丸岡城（坂井市丸岡町）の麓に全国のお城ファンが集うカフェスタイルのお店「城小屋マルコ」がオープンしました。

「城小屋マルコ」は、「丸岡城天守を国宝にする会」が中心となって運営しています。会の副理事長で、「城小屋マルコ」の店主を務めているのが松江輝雄さんです。「５０年後の街づくり」をテーマにビジョンを作り、活動している松江さん、「城小屋マルコ」は、その活動拠点にもなっています。

「城小屋マルコ」を作るきっかけが、丸岡城を中心とした街づくりでした。城の東側には賑わいがあるものの、西側の賑わいが少ないことから、「人の流れを作りたい」と城の西側に店を開いたのです。

「お城ファンだけでなく、地域の人たちにも足を運んでもらい、県外の観光客との交流を楽しんでほしい」と松江さんはいいます。

ボランティア団体の「丸岡城天守を国宝にする会」、店の備品等は自分たちで作り、６００冊を超える書籍はクラウドファンディングで資金を集め、揃えました。

カフェには、ストラップづくりなどの体験コーナーもあり、丸岡城に来た観光客が見るだけでなく、体験して思い出を増やしてもらうための工夫もなされています。

「地域を想い、利用する人を想う」松江さんの街づくりのビジョンは、地域の子供達の将来にも目を向けています。「今の子どもたちに、私たちが活動している姿を心に留めてもらい、大人になった時に私たちと同じ想いで丸岡町を作っていって欲しい。」と松江さんは話します。