現代の冬の風物詩といえば、美しい光が織り成すイルミネーション。

敦賀市の金ヶ崎緑地では、毎年11月から12月にかけてイルミネーション「ミライエ」が行われています。今年は60万個のLED電球が辺りを照らす、大規模なイルミネーションです。

運営するのは「ミライエ運営委員会」のみなさんです。その委員長を務めるのが、宇野精浩（うのあきひろ）さん。ミライエの立ち上げから携わっています。

ミライエが始まったのは7年前。宇野さんは「若者のデートスポットを作りたい」という想いと、「金ヶ崎緑地を夜間も賑やかにしたい」という想いから始めました。

LEDの球数、22万球からスタートしたミライエ。毎年、少しずつ増やし、今年は60万球にまで拡大。毎年、新しいモニュメントを増やすなど、飽きさせない工夫をしています。

運営にあたるスタッフは、敦賀市役所若手職員、敦賀商工会議所青年部、敦賀青年会議所、NPO法人THAPの4団体の有志で、みなさんボランティアです。

宇野さんは「みんなでやらないと意味がない、ミライエは市民総出のイルミネーション」だといいます。地元の高校生や小学生には、作品作りをしてもらうなど、大人から子どもまで協力の輪を広げています。「携わる事で各々が意識し、愛着を持ってもらう事が、長く続けていくためには必要」だと宇野さんはいいます。

ミライエは少しずつ進化を続けています。目標は、新幹線が開業するまでに、金ヶ崎緑地全体をイルミネーションで埋め尽すこと。「将来は敦賀駅までイルミネーションを繋げて、イルミネーションロードを作りたい」と意気込みます。