美浜町丹生に6月にオープンした「NEU（ニュー）」は、本格的な料理が味わえるカフェです。地元産の米や魚、野菜を使用した定食と、バリスタの指導を受けたスタッフが入れるコーヒーで人気を集めています。

　店内は白木づくりのカウンターが並び、屋外デッキからは若狭湾を一望できるなど、ロケーションも雰囲気も良好です。

　NEUがある関西電力美浜原子力PRセンターは、多くの観光客が訪れる場所です。しかし、地元に暮らす納谷光世店長は「住民にとってはやや敷居が高い場所でもあった」と語ります。そこで「地元の人も、観光客も、気軽に立ち寄れる店を作りたい」と考え、オープンに至りました。

　NEUの名前はニュートラル、つまり中立という英語からとったもので、地元も、それ以外も区別しないという思いが込められています。「この場所で働く地元出身のスタッフがやりがいを感じることで、地域の活性化につながれば」と期待を抱いています。