白亜紀珈琲｜福井テレビ

今から約1億2千万年前。恐竜がいた白亜紀という時代の名前が付けられたコーヒー「白亜紀珈琲」が販売されています。これは、白亜紀の地層から採れた小和清水石の端材の石で焙煎したコーヒー。

通常の焙煎に比べ4～5倍の時間をかけて遠赤外線でゆっくりと焙煎することで、豆の芯まで火が通り、苦すぎず、酸っぱすぎないバランスの良い味に仕上がります。さらに珈琲本来の風味をしっかりと残し、風味豊かでスッキリと飲みやすいコーヒーです。使われている豆は全てオーガニックかつフェアトレードで取引されている物。地球にも人にも優しいコーヒーにすることがこだわりです。

このコーヒー作りに取り組んでいるのが、越前市で墓石を中心とした石材店を営む寳木幹夫さん。墓石の需要の減少などにより人々の暮らしから石に触れる機会が減っていることに気づいた寳木さんは、より石を身近に感じてもらおうと石のアイデア商品の開発に着手。

お店の中には墓石だけでなく、石で作られたサイコロや受験応援グッズなどが並んでいます。石焙煎のコーヒーもその一つで、お店では寳木さんが石臼で挽いたコーヒーを楽しむこともできます。そんな寳木さんの目標は、47都道府県のご当地石を使った焙煎コーヒーを作ることです。石に情熱を注ぐ寳木さんの挑戦はこれからも続きます。