番組情報
- 薬草を食卓に
- 2024年10月20日(日)放送
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福井県の西端に位置し、その美しい姿から若狭富士とも呼ばれる青葉山。専門家の調査によると、青葉山には生薬の材料になる有用植物が373種類も自生していることが分かり、「薬草の宝庫」とも呼ばれるようになっています。
この青葉山で、薬草を育て加工し、普及活動を進める若者がいます。高浜町の地域おこし協力隊、東亮太さんです。東さんは高浜町と青葉山を挟んで隣り合う舞鶴市の生まれ。実家の農業を手伝いながら育ちました。
以前、薬草が登場する漫画やドラマに夢中になった東さんは、薬草に興味を引かれ、「薬草に関係する仕事をしたい」と思うようになりました。大学卒業後、福祉業界に就職した東さんでしたが、高浜町の薬草関連業務を担当する地域おこし協力隊の募集を知り、協力隊として高浜町への移住を決意しました。
現在、東さんは、青葉山の魅力発信や環境保全などに取り組む団体「青葉山麓研究所」にも所属しています。生薬問屋に卸す薬用植物の栽培管理や加工、データ収集などを担当しています。「本格的な農作業は初めて」だという東さんですが、「大好きな薬草に関わる仕事はやりがいも多い」といいます。
東さんは、元々福祉業界で働いていたこともあり、薬草栽培に「農福連携」を取り入れることを目標にしています。「支援が必要な人が薬草栽培の農作業を通じて、生きるためのモチベーションを持ってもらえれば」と話します。
青葉山ハーバルビレッジ
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