ニュース

LIVE NEWS

月160時間の時間外労働 「軽減の義務怠った」県と町に6500万円の賠償命令

5年前、若狭町の上中中学校に勤務していた新任の27歳の男性教員が自殺しました。この教員の遺族が自殺の原因は、長時間労働など過重な業務がありながら学校側が適切な対応を取らなかったとして県と若狭町を相手取って損害賠償を求める裁判を起こしていました。福井地方裁判所は10日、遺族側の訴えを認めて県と若狭町に約6500万円の支払いを命じる判決を言い渡しました。

 

2014年10月、若狭町の上中中学校に新任教員として勤務していた嶋田友生さん(当時27歳)が自殺しました。嶋田さんは4月から9月にかけて毎月160時間前後の時間外労働を行っていたことが分かり、自殺は過労による精神疾患が原因だったとして公務災害に認定されました。遺族側は、学校側が過重な業務を知りながら適切な対応を取らなかったことで自殺に至ったとして2017年2月、県と若狭町を相手取り約1億円の損害賠償を求める裁判を起こしていました。判決で武宮英子裁判長は嶋田さんの時間外労働を必要な業務の範囲に当たると認定し「校長は嶋田さんの業務時間を把握し軽減措置などの取るべき義務を怠った」と結論づけ、校長を任命する県と学校を設置している若狭町に損害賠償合わせて約6500万円の支払いを命じました。判決を受け、県の学校振興課は「判決理由を詳細に検討し若狭町と相談した上でコメントしたい」と答え、若狭町教育委員会は「詳細を確認しているのでコメントは差し控えたい」としています。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
PAGE TOP