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「なぜわたしたちだけ・・・」卒業生の思い代弁 ショートフィルム公開

新型コロナウイルスの感染防止のため各学校の卒業式は在校生が参加できなかったり時間を短縮したりと異例の形での開催となりました。

 

こうした中、卒業生の気持ちを代弁したショートフィルムを作った映像クリエイターの男性がいます。ショートフィルム「群青」。架空の高校、新郷高校で行われるたった一人の卒業式を瑞々しいタッチで描いた作品です。

発起人で作品を手掛けた宮塚昌尚さん。普段は番組やコマーシャルを制作しています。宮塚さんは同世代の仲間から子供たちの卒業式ができないかもしれないと嘆く声を聞き、この「群青」を作ることにしました。撮影場所は休校となっているあわら市の新郷小学校を借りました。主人公にはこの春県内の高校を卒業したばかりの生徒を起用しました。卒業式を演出するうえで必要な備品もSNSでの呼び掛けに集まった仲間たちがボランティアで協力し、卒業式を再現。卒業生の思いは答辞の中に込めました。

「なぜ私たちの世代だけこんな目に遭わなければいけないのでしょうか…」。

そして後半には東日本大震災の時に実際に読まれた被災した中学校の答辞が引用されています。

「小さな私たちにとってこの脅威はあまりにも大きすぎるものです。しかしこの苦境にあっても天を恨まず、運命に耐え、助け合って生きることが私たちの使命です」。

卒業生みんなで歌うはずだった合唱曲はこの作品のタイトルにもなった「群青」。東日本大震災で被災した福島県の中学校の卒業生の思いを紡いで作った曲で、今も多くの学校で歌われています。

宮塚さんは「離れているけれど繋がっている友達との絆を歌った曲なので、絆とか手を取り合うとか、一人一人が相手のことをおもんぱかって行動すれば今の状況も乗り越えられるんじゃないか」と動画に込めた思いを話しています。

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