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鷹巣海水浴場にイルカ 「かわいい~」だけでは済まない理由とは?【福井】

海でサップを楽しんでいる人たち。場所は福井市の鷹巣海水浴場。よく見るとイルカが近くにいる。「もう目の前に!かわいい~、人懐っこいんですね。」と評判は上々で、一緒に泳ぎたいという方もいるかもしれないが、実はかわいいでは済まされない。

野生のイルカは人を傷つける危険もはらんでいて、地元では海水浴場を開けないとの懸念も広がっている。海開きを前に、23日はイルカを追い出す対策も取られた。この模様を取材した。

波打ち際を走る子どもたち。その目の前にはイルカの背びれが。5月末に撮影された映像だ。人間を怖がることもなく近付いてくる。イルカが狩りをする様子も見られた。貴重な映像だ。

越前海岸でのイルカの目撃情報は多く、福井市から越前町の沖合まで広く確認されている。イルカは本来群れで行動する習性があるが、2022年2月ごろから1頭だけで鷹巣海水浴場や越前海岸の漁港に現れるようになった。

一見するとかわいらしい存在だが、地元では悩みの種となっている。

専門家によると、イルカのおびれではたかれると骨折する可能性があるほか、鋭い歯でかまれたり、海中に引きずり込まれたりさまざまな危険があるという。

イルカにこのまま居座られたら海開きができないとの心配も広がり、地元では追い出すための対策に乗り出した。海中に長さ1メートルの金属の棒を沈め、音を響かせる。音に敏感なイルカの弱点をついた作戦だ。海水浴シーズンは、少なくとも1日1回行うことにしている。愛らしい存在だけに、地元では今回の対応は苦渋の決断だという。

このイルカ、数年前に能登半島沖に現れたイルカと同一のものではないかとの指摘がある。イルカショーなどのイメージがあるが、あくまでも野生の生き物なので人間が予想できない行動をすることもある。

専門家は▽イルカが現れたら泳がない▽近くにいたら触れない▽エサをやらないようにしてほしいと、注意を呼び掛けている。

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