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目指すはカリスマ美容師 福井市出身の21歳 東京銀座で奮闘中

大阪の専門学校で勉強し、この春美容師となった福井市出身の女性、憧れのカリスマ美容師に学びたいと飛び込んだのは、華やかな街、東京銀座のヘアサロンだった。奮闘ぶりを取材した。

 

東京・銀座、高級ブランド店が建ち並ぶ一角のビルにある「PEEK-A-BOO」。都内に9店舗を展開し、約300人が働くヘアサロンだ。

 

忙しそうに動き回っているのは、福井市出身の池田光来さん21歳。この春入社したばかりの1年生美容師だ。池田さんは「東京で絶対働きたいって思ってたので、やっと働くことができて嬉しいです。この店舗って決まって初めて銀座に来たんですけど、何か大人の世界みたいな…」と笑う。池田さんは、小学生の頃から美容師に憧れ、反対する両親を説得して大阪の専門学校に進んだ。

 

池田さんは「美容室行ったら、やっぱ変わるじゃないですか。あ、可愛くなったなって。幸せを与えられる美容師ってすごいなあって思って」と美容師を目指した動機を語る。

 

そんな池田さんがこの会社を目指した理由は、業界で名を知られる福井達真さん48歳。「美容師のミシュランガイド」と呼ばれる全国53万人の格付け審査で、3年連続受賞したカットのカリスマで、池田さんと同じ専門学校の出身だ。

 

その福井さんは「美容学校で『ワインディング』っていうパーマの技術があるんですけど、僕はその時9分で巻いてたんです。9分で巻くっていうのは割と伝説的な話なんですけど、池田さんに『何分で巻けるの?』って、ちょっと上から目線で聞いたら、『8分で巻ける』っていうんですよ。ガッツがあるというか、芯がある子だなっていう感じは、第一印象でありますね」と池田さんについて語る。

 

池田さんは難関と言われる入社試験をみごと突破。憧れの先輩と働けることになった。しかし、実際の仕事は下積み期間の長い厳しい世界。覚えることも多く、いくつものテストに合格しなければ接客はさせてもらえない。

 

例えばカラー材一つとっても膨大な数があり、覚えるだけでも大変。池田さんは、「今ちょうど覚えてるところなんですけど、『何対何でどのくらいの量を合わせる』というのも決まってるんで、それをぱっと言われて頭の中で計算してグラム数で量を出すっていう感じですね。1週間後にはチェックするよって言われてるんで。大変なんです」と話す。

 

閉店後は美容師たちの大切な練習時間。みんな仲間でありライバルだ。池田さんは、初めてパーマの練習。授業では得意だった「ワインディング」技術だったが、実際にやるとなると勝手が違うそう。池田さんは、「難しかったです。(ウィッグに巻くのとはとは)全然違いますね」と話す。

 

ハサミを握れるのは半年後。指名が取れる「スタイリスト」と呼ばれるまでには4~5年かかり、その間に約3分の1の人は職を離れていくという。

 

福井さんは「まあ、信念は燃やし続けろってことですかね。途中で挫折することがあったとしても、信念の種だけは絶やさなければ、必ず成功しますね」と話す。

 

池田さんが専門学校に入る前、両親に渡した感謝の手紙。約束は一番に母を綺麗にしてあげること。「とにかく勉強と練習。たくさんのお客様をしっかり幸せにできるような美容師になれるように、頑張ってます」と力強く話してくれた。

 

「銀座」を楽しむ余裕もないが、毎日が楽しいと池田さん。目指すはカリスマ美容師だ!

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