ニュース

LIVE NEWS

寝不足でうつ病のリスクは2.27倍に 春は睡眠にとって過酷な時期 十分な休養感を 

すっかり春の陽気になり、日中に眠気を感じやすい一方で、実は、春は十分な睡眠がとりにくい時期でもあります。その理由や良質な睡眠をとるためにはどうしたら良いかなどを専門医に聞きました。
  
街頭インタビュー:
「福井に引っ越してきたばかり。緊張で寝られない。慣れるまで大変」
「8時間くらい寝ないと体が元気でないと感じるのでたくさん寝るようにしている」
「暑かったり寒かったりして季節の変わり目は寝るのが難しい」
「布団に入ってもなかなか寝られない。本を読むか、無理にでも寝ることを頑張っている」
  
春と睡眠の関係を、福井厚生病院・睡眠外来の三崎究医師に聞きました。
  
三崎究医師:
「春になると夜の時間が短くなるので、睡眠時間が短くなる傾向がある。また、進学や就職、職場環境など社会的な変化があり、ストレスが溜まることがある。もう一つは花粉症。眠りにくいなど影響することがある。春は睡眠にとっては過酷な時期」
  
季節や環境の変化で睡眠不足が続いてしまうと、病気を引き起こすリスクが高まります。糖尿病や高血圧といった生活習慣病。そして、精神的に落ち込みやすく、うつ病にもなりやすいと言われています。特に、子どもが睡眠不足になると成長ホルモンの分泌が減り、心と体の成長に大きく影響します。
 
<厚労省資料>
睡眠時間が6時間未満や不眠で高まるリスク=死亡1.12倍、2型糖尿病1.37倍、うつ病2.27倍、認知症1.68倍
  
三崎医師によりますと、睡眠時間は個人差があるものの、日本人の約4割が6時間未満しか睡眠をとっていないといいます。
 
街頭インタビュー:
「(睡眠時間は)5時間。忙しくて睡眠時間が少なめ」
「(休日は)二度寝する」
「いつもより3~4時間多く寝て寝だめをする」
  
三崎究医師:
「不足を補おうとして土日に長く寝てしまうと、時差ボケを作っていることになる。
時差のあるところへ毎週旅行しているようになってしまう。平日の睡眠不足を少なくして、休みの日もリズムを狂わせないのが望ましい」
  
厚生労働省がまとめた「健康づくりのための睡眠ガイド」によりますと、推奨される睡眠時間は、小学生が9~12時間、成人は6時間以上などとなっています。
※中高生は8~10時間、高齢者は8時間未満 
厚労省は、起きたときに体がよく休まったと感じる「休養感」が大事としています。
  
休養感のある睡眠をとるためにできることはいくつもあります。
☆寝る直前の2時間以内は食事を控える
☆スマートフォンやパソコンは、寝る1時間前から見ないようにする
☆お酒やタバコ、カフェインを控える
  
三崎究医師:
「医者の立場から言うと、睡眠にマイナスになることはしない方が良い。一番はお酒。寝酒をする人が結構いるが、ある程度飲むとかえって眠れなくなり、途中で目が覚めてしまう。基本的にはお酒を利用して寝ようとしない」
  
他にも、起きたときには、カーテンを開けて朝日を浴びることで体内時計を整える
効果があります。
 
三崎究医師:
「春はこれから変化がある時期。その変化をうまく乗り越えないといけないので、当たり前のことだが、睡眠を十分にとるようにする。一般的なことの積み重ねが良い睡眠をとるコツかもしれない」

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
PAGE TOP