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“減便してもまだ足りない”バス運転手不足で8社合同の会社説明会 福井県は奨励金や補助金支給

バスの運転士の人手不足で、いま路線バスの減便が問題となっています。そこで、運転士の仕事に興味をもってもらおうと9日、福井市内で県内のバス事業者合同の会社説明会が開かれました。参加者は、実際にバスを運転することで働くイメージを膨らませていました。
          
新たな運転手の確保に向け、県内のバス事業者8社が開いた合同の会社説明会では、県の内外から訪れた参加者約20人が、勤務体系や労働条件などについて確認していました。担当者は「不安な状態でハンドルを握ってもらうことはないようにしっかり教育している」と説明していました。また、県バス協会の岩本裕夫会長は「高校生向けに採用活動をしたり、退職した後もバスの運転ができると募集している」と話します。
 
いま、バス事業者が頭を抱えているのが運転士不足です。

福井テレビ 田島嘉晃アナウンサー:
「バス事業者の一つ、京福バスは、6月から福井駅を起点に運行する福井市内の路線バスについて9路線242便を減らしました」
 
京福バスや福井鉄道は、10月以降も路線バスの減便を検討しています。県民からは「車を手放したので不便さを噛みしめている。ますます不便になってしまう。老人にとっては切実」という声も上がっています。
 
田島嘉晃アナウンサー:
「こちらが県の補助で購入した運転体験専用の大型バスです。普通免許でもバスの運転を体験できます」
 
9日、会社説明会の参加者たちは、現役の運転手のサポートを受けながら、敷地内を運転しました。県バス協会の岩本会長は「実際にバスに乗って運転してもらわないと、バスの運転手の職業がどんなものか分かってもらえない」と話します。
 
体験した参加者は「自分が運転する乗用車とは、見る場所もハンドルを切る体感も全く勝手が違って、とても面白かった。自分はまだ若い方なので、若い人間が頑張ってバス業界を盛り上げていければ」「こういう体験ができると、今後、運転手不足にはいいのではないか」「バス会社の運転手の再就職を検討しているので参加した。仕事の環境や勤務時間、待遇面をしっかり考えたい」と話していました。
 
そもそもバスの運転士は、いわゆる2024年問題で、運送業の長時間労働に規制がかけられて、これまで以上に運転士が必要な現状にあります。そこで、県は運転手の確保のために、バス会社に就職して3カ月を過ぎた人に、高校の新卒者には40万円、それ以外には30万円の奨励金を支給することにました。
 
また、県内のバス会社に就職することなどを条件に、バスの運転に必要な大型免許の取得費用として、最大36万2000円を補助します。
  
県やバスの協会などは、今後も、バス運転士の就職説明会を継続して開く予定です。       

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