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暖冬で大量発生「斑点米カメムシ類」注意報を発令 コメの品質低下を懸念 福井県農業試験場

2024.07.10 18:45

県内ではこれから、稲が穂を出す出穂期を迎えます。コメ作りにとって大切な時期になりますが、県農業試験場は9日、コメの一部が黒くなる「斑点米」の原因となるカメムシ類の注意報を発令しました。コメの品質低下にもつながるカメムシの影響と対策などを取材しました
 
注意報が出されたカメムシは、もみの外からコメの養分を吸い、吸った部分が黒くなることから「斑点米カメムシ類」と言われています。
  
福井市の農家・白井清志さんは、約50ヘクタールの水田でコシヒカリやハナエチゼンなどを育てています。白井さんも注意報が出されたカメムシについて「極端に増えだしたのは5、6年前。コメに針を刺して液を吸うのでそこが黒くなる。これが斑点米になり等級が落ちる」と被害を懸念しています。
  
県農業試験場によりますと、先週、県内25地点における水田周辺の雑草地内で、網を振って虫を取る「すくいとり調査」したところ、例年の約1.4倍のカメムシが捕獲されました。
 
調査対象となる5種類の斑点米カメムシ類の中でも、県内では特に「ホソハリカメムシ」や「アカスジカスミカメ」などが、例年より多いということです。
 
県農業試験場では「暖冬の影響が大きい。カメムシは成虫で越冬するものと卵で越冬するものがいる。暖冬だと成虫で越冬する数が多くなる」と説明します。
  
この結果を受けて、県農業試験場9日に注意報を発令しました。県内では現在、例年より早く早生の品種・ハナエチゼンの穂が出る出穂期に差し掛かりました。
 
このため、▼出穂期前であればカメムシのえさ場となる田んぼの周りの雑草地の草刈り▼出穂期後であれば、穂が出そろった頃とその一週間後の2回の薬剤での防除する、などの対策を呼びかけています。
 
県農業試験場の小谷佳史部長は「7月下旬にかけてカメムシが増えてくると思われる。福井県全域で注意してほしい」と呼び掛けています。
  
県内では今後、コシヒカリやいちほまれが出穂期を迎えることもあり、県はコメの品種ごとに、時期を見極めた防除対策を呼び掛けています。     

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