ニュース
県内のニュース

船体に亀裂 浸水後も客のせ運航 近江トラベル「敦賀水島航路」 法令違反疑いで海保が捜査【福井】
敦賀半島と離島の水島海水浴場を結ぶ船が、浸水していたにもかかわらず乗客を乗せて運航していたことが分かりました。また、船の運航会社は、事実の把握後も監督官庁への報告を怠っていました。敦賀海上保安部などが法令違反に当たるとして捜査しています。
敦賀水島航路を運航しているのは、滋賀県彦根市にある近江鉄道の子会社「近江トラベル」です。会社側の発表によりますと、8月10日の運航終了後に船の浸水を発見。翌日、亀裂を見つけた船長から会社の安全管理の担当者に報告があり、船長は運航中止の指示を受けたものの、船長の判断で午後2時過ぎまで運航を続けました。乗客への被害はありませんでした。
そして、さらに修理を終えた12日から19日までは、国が定めた検査を受けずに運航しました。会社も事実を把握しながら、敦賀海上保安部や中部運輸局への報告を怠っていたということです。
運航会社の近江トラベルは「厳粛に受け止め安全管理体制の再構築に取り組み、再発防止、信頼回復に努める」とコメントしています。
一緒に読まれている記事
-
歴史と文化が息づく「博物館通り」 国重文から雑貨店までレトロとモダンが交差する街歩き 敦賀の魅力を再発見【福井】
-
富裕層の欧米人ら230人が乗船「ハンセアティック・インスピレーション」敦賀に初寄港 気比神宮など日本文化を満喫 7月にはダイヤモンドプリンセスも【福井】
-
敦賀駅周辺で空き店舗ツアー “先輩出店者”との意見交換も 2年前から年2回の継続実施で新幹線“開業効果”継続へ
-
敦賀海上保安部の25歳女性職員「制圧指導官」に 第八管区の女性で初 不審者や犯罪者の取り押さえ方を指導【福井】
-
特産「福井梅」の初出荷 記録的な凶作から一転、品質良好で平年並み1100トン生産を見込む【福井・若狭町】
-
注意看板も効果なし 希少植物「ヒメザゼンソウ」をむしり取った“犯人”はー 防犯カメラがとらえた正体【福井】
-
梅雨入り前に水防訓練 市民や消防団が土のう積みの手順などを確認 敦賀市笙の川【福井】
-
“廃炉ビジネス”の新会社設立へ 原発廃棄物の「クリアランス金属」再利用に向け 福井県や電力事業者などが連携協定
-
廃炉作業中の「もんじゅ」 燃料交換装置トラブル受け県や敦賀市が安全、着実な作業を要望 【福井】
-
「朝食しっかり、豚肉や豆腐を」 スポーツや勉強頑張る高校生対象に「食生活講座」 敦賀高校【福井】
- 広告