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「伊自良たまご」が破産手続き開始 生産コスト増大で収益悪化 負債総額4600万円 帝国データバンク福井支店
民間の調査会社・帝国データバンク福井支店によりますと、福井市の鶏卵卸売業者「伊自良たまご」が破産手続き開始決定を受けたことが分かりました。負債総額は約4600万円とみられています。
「伊自良たまご」は福井市美山地区で約60年の業歴がある養鶏場が前身で、2020年11月に設立された鶏卵卸売業者です。
遺伝子組み換え作物や多卵目的の添加物配合飼料は使用せず、吟味した原料を自家配合した飼料のみを使用し「伊自良たまご」を生産。自社の卵を使用したプリンなども製造し、スーパーや飲食店に卸売りしていたほか、店頭やインターネット販売もしていました。
2021年9月には福井市中央卸売市場内の鮮いちば内に直営店「coccoya こっこやふくい」をオープンするなどし、2023年10月期には年間売上高約2500万円を計上していました。
しかし、飼料や燃料代の高騰で生産コストが増大したことに加え、同業他社の安価な商品に需要が流れたことで収益悪化を余儀なくされ、事業継続を断念しました。
負債総額は約4600万円で、債券者は約30名とみられています。
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