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「集落周辺で活動するクマが増加」福井県が対策会議で警戒を呼びかけ 秋以降の“大量出没”の可能性は「高くない」
2024.09.05 18:45
福井県は5日、クマ出没対策連絡会を開き、秋以降の出没予測を報告しました。県によると、えさの資源量からみて大量出没する可能性は高くないものの、「集落周辺で活動するクマが増えている。十分に警戒が必要」としました。
ツキノワグマ出没対策連絡会には、県と市や町の担当者、県の猟友会の代表ら約50人が出席しました。
連絡会では、2024年はクマの餌となるドングリが不作となるものの、過去にクマが大量出没した年と比較すると実の付き方が良好であることから、大量に出没する可能性は高くないとしました。
一方で、2024年4月から8月の県内のクマ出没件数は554件と、過去最多となっていて、県は「近年クマの生息範囲が拡大していることは間違いない。堅果類の豊凶にかかわらずクマと人が遭遇する可能性は高まっていて、人身被害が発生する恐れも十分にある」として十分な警戒を呼びかけました。
また、新たな対策としてクマ捕獲の専門家を各市町に派遣し、現場指導などを行って捕獲体制を強化していくにしています。
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