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「衆議院解散」で事実上の“選挙戦”突入 候補者は何を訴える?県民は何を求める? 解散日ドキュメント【福井】
衆院選に向け、いよいよ臨戦態勢です。9日午後に衆議院が解散し、15日公示、27日投開票とする選挙の日程が正式に決定、事実上の選挙戦に突入しました。福井県内の各陣営の動きを取材しました。
9日午後4時すぎ、自民党の額賀議長が解散詔書を読み上げ、衆議院が解散しました。石破総理の就任からわずか8日後というスピード解散で、各陣営は事実上の選挙戦に突入しました。
福井1区で7回目の当選を目指す自民党前職の稲田朋美氏は、福井テレビの取材に対し「経済、エネルギーなど山積する課題に、これまでの経験を生かして取り組みたい。政治資金の問題については退路を断って挑戦し、古い自民党を変えていく姿勢を伝えていきたい」とコメントしています。
初当選から自民党公認候補として8期連続当選している福井2区の高木毅氏。今回は党の公認を得られず無所属での出馬となります。高木氏は「これまでに比べてとても厳しい選挙を迎える。政治資金問題で政治不信を招き、県民のみなさまにもご迷惑、ご心配をおかけしたことを深く反省しつつ、初心にかえり一から出直す気持ちで頑張る」とコメントしています。
県内で活動する立候補予定者も臨戦態勢に入っています。福井1区から衆院選に12回目の挑戦をする共産党新人の金元幸枝氏は「衆院選はいつ解散か分からない選挙。いよいよゴールが決まったので全力で頑張りたい。裏金に代表される大企業から金をもらって動かす政治を変えたい」と意気込みます。
激戦が予想される福井2区。立憲民主党の公認候補、辻英之氏は「裏金も含めているが、国民の思いに取り組む政治か、国民の思いから離れる政治か、これが争点。その中の一つが裏金で、完全に(国民の思いから)かけ離れている」と訴えます。
また8日、正式に立候補を表明した日本維新の会の公認候補、福井2区の斉木武志氏は「勝敗のカギは3年間の実績だと思う。耳障りのいいことは誰でもいえる。本当にやれるのかということは、この3年間どういう結果を出してきたのかで有権者は見ると思う」と話します。
同じく福井2区で、3年ぶりの国政復帰を狙う元衆議院議員の山本拓氏は、福井テレビの取材に対して「初当選時の初心に立ちかえり、一党員として、無所属で挑戦して参ります」とコメントしています。
有権者の声を聞きました。
<福井1区・福井市内>
50代男性:「投票の判断基準は、国民のこと考えられてるかどうかだけ。派閥争いとかはどうでもよいので、一致団結していい政治してもらえればと思う」
10代女性:「今年18になったので、自分が1番納得できる候補者に投票したい。もっと若者が投票したくなるような政策を増やしてほしい」
40代女性:「小さい子供から高齢者まで住み良くなるように」
10代男性:「自民党の裏金とかのこともあり、どういう人を選べばよいのか、日本の課題をどういうふうに解決していくのかをしっかり考えて(投票に)行くべき」
<福井2区・敦賀市内>
「誠実な人、国民を惑わせない人がいい。(候補者が多いのは)選択肢があっていいのではないか。国民も考えて選ぶと思う」
<福井2区・小浜市内>
「政治不信を払しょくできるかどうか。自民党が話題に出ているので。いつも自民党を応援していたが、今回はどうかな」
「(裏金問題は)国民に判断を仰いでもらうのが1番。税金も上がっているし、食品の価格も上昇したので、年金生活の人たちには大変な世の中だと思っている。国民に優しい政治をしてもらえれば、みんなついていくと思う」
衆議院選挙の15日公示、投開票は27日です。
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