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なぜ?どこで?給食への異物混入 原因究明は長期化か 調査は原因とされるニンジンの産地に移行【福井】
福井市の学校給食でガラス状の異物が相次いで見つかった問題について、現在、福井市保健所は給食センターに搬入された“ニンジンの産地”を管轄する保健所に調査を依頼し、返答を待っている状態で、28日の段階で担当者は「報告が上がってくるまでにはかなり時間がかかる」との認識を示しています。
一方、学校給食センターでのニンジンの扱いについて、市のマニュアルの流れをまとめてみます。
1.搬入された段ボール内のニンジンを目視でチェック
2.センター内で保管するため適温管理できる部屋へ移動※この際、段ボールからプラスチックのケースに移しかえる
3.給食で必要な量を取り出し業務用のピーラー機械でニンジンの皮をむく
上記の工程の中で、皮をむく前のものとして残っていたニンジンが、25日に発表されたガラスが付着していたものです。ただ、どのくらいの規模で付着していたかは明らかになっていません。
4.下処理を終えたニンジンの洗浄※大きな水槽のようなものを3槽使って3度洗う(市独自のマニュアル)
5.食材として加工へ
市の調査では、上記1から5の流の中で、センター内で機械の一部が欠けたようなことはないとのことです。
ガラス片がどこで混入されたのか、現在、調査は産地側に移っていますが、センターでこれだけのチェック項目をすり抜け、提供されてしまったという事実もあります。
福井市の保健給食課は、学校給食センターに対して現状のマニュアルのさらなる徹底を指示しています。一刻も早い原因究明が待たれます。
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