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日本一短い手紙「一筆啓上賞」 大賞に敦賀市の66歳男性ら「願い」テーマにした5作品 4月20日に表彰式【福井】

2025.01.23 18:45

日本一短い手紙で知られる「一筆啓上賞」の入賞作品が23日、坂井市内で発表されました。
      
一筆啓上賞は、テーマに合わせて思いを伝える最大40文字の日本一短い手紙です。
 
32回目のテーマは「願い」。2024年は、石川県能登地方で震災や豪雨など大きな災害に見舞われたことから、それぞれの中にある願いを思い起こしてほしいとの思いを込めて決められました。
  
全国や海外から約3万9000点が寄せられ、このうち165点が入賞しました。
  
23日は、選考委員を務めたシンガーソングライターの小室等さんや詩人の佐々木幹郎さん、俳人の夏井いつきさんらが見守る中、地元・丸岡中学校の生徒が入賞作品を朗読しました。
  
大賞には、敦賀市の66歳の男性ら5人の作品が選ばれました。

<敦賀市・66歳男性の作品>
「娘へ ええと、つまりそのう、黙って見守っていてほしい。・・・父さん恋をした」

<山形県・4歳の作品>
「かみさまへ ガリガリくんのあたりが7ほんあります。これでじいのびょうき、なおしてください」
 
主催者によりますと、今回の応募では病気などの不安な状況を良くしたいという思いの他にも、世の中の平和を願うような内容の手紙も多かったということです。
 
選考委員の佐々木幹郎さんは「選考委員の中で話題になったのは年齢。年齢と宛先人の微妙な関係がいくつもの物語を推測させてくれるところがおもしろい」と講評し、同じく選考委員の小室等さんは「子供たちに僕ら年寄りが元気づけられる作品にも出会えて嬉しかった」と選考を振り返りました。
  
一筆啓上賞の入賞者は4月20日に坂井市内で表彰されます。
       
◆そのほかの大賞3作品
<山口県・64歳男性の作品>
施設で寝たきりの母へ「タケルが結婚します。婆ちゃん似の優しい人と自慢してたぞ。その時は目を開けろよな」
 
<兵庫県・81歳女性の作品>:
夫へ「私はオイッじゃ無いから。耳が遠くなったから近くで『あけみ』と呼んでね」
 
<群馬県・17歳男性の作品>:
親友以上の相棒の君へ「生きるのが辛かったとき、『俺のために生きてほしい』って。イケメンめ。救われたよ」

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