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「SNS型投資・ロマンス詐欺」撲滅へ金融機関などが連絡会議 被害額は1年で14億円 1人で8000万円をだまし取られたケースも 【福井】
SNSを使って、うその投資や交際話を持ち掛けて金をだまし取る「SNS型投資詐欺・ロマンス詐欺」の2024年1年間の県内の被害額が、約14億円に上ったことが、福井県警のまとめで分かりました。
県警によりますと、2024年に福井県内で発生した「SNS型投資詐欺・ロマンス詐欺」の認知・相談被害件数は2023年より47件増えて193件で、被害額は約1億5000万円増の約13億9000万円となりました。
これらの詐欺は、XやLINEなどのSNSのやり取りをきっかけに投資話を信じ込ませたり、恋人関係を築いたように装ったりして、最終的にうその投資話で大金をだまし取る手口です。
中には1人で8000万円をだまし取られたケースもありました。
こうした深刻な事態を反映し、5日は県内の防犯関係団体でつくる「特殊詐欺撲滅ネットワーク会議」が開かれ、金融機関やコンビニの関係者ら約50人が参加しました。
県警の幹部らから傾向や手口を学んだ上で▼SNSで知り合った人物からの投資話▼振込先口座が個人名、といった場合は詐欺を疑う意識を共有しました。また、特殊詐欺の被害件数は前年より減ったものの、被害額は約1億7000万円と増加に転じたことも報告されました。
最近は警察官をかたりキャッシュカードをだまし取る手口が増えているということです。
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