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除雪中に2人がけが 雪のピーク一旦過ぎるも7日夜から再び「山地中心に大雪の恐れ」 交通障害に警戒を【福井】
この冬一番の強い寒気が居座り、福井県内は6日も断続的に雪が降っています。大雪のピークは過ぎ、雪の降り方は一旦弱まっていますが、7日から8日にかけて再び強まるとみられていて、引き続き大雪や交通障害などに警戒が必要です。
5日夕方から県内に出されていた大雪警報は、午前10時過ぎにすべて解除されましたが、その後も各地で断続的に雪が降り続いています。
吉田圭吾アナウンサー:
「積雪が80センチを超えている南越前町今庄の今庄宿に来ています。今も細かい雪が降り続いていますが、こちらでは1日で30センチの雪が降りました。車の上にも雪が積もっていて、奥の車はすっぽりと雪に埋もれてしまっています」
住民は「深夜2時から雪かきをしているが、(これだけ降るのは)珍しい。長いことなかった。(積雪82センチより)もっとあるような気もする。腰が痛くて大変。除雪した雪を川に持っていくのが大変。雪を置くところがない」と話していました。
午後5時現在の積雪は▼大野市九頭竜で212センチ▼大野で121センチ▼南越前町今庄で81センチ▼武生で46センチなどとなっています。
雪の影響とみられる死亡事故も発生しています。6日朝早く、北陸自動車道下り線の杉津トンネル内で、横転し停まっていた軽ワゴン車に大型トラックが衝突。軽ワゴン車を運転していた滋賀県の会社員の50代男性が死亡しました。警察では、軽ワゴン車は雪によるスリップで横転したとみています。この事故により、北陸自動車道や舞鶴若狭自動車道が一時通行止めとなりました。
また、除雪中の事故も起こっています。鯖江市では70代の女性が除雪中に転倒し足を負傷するなど、合わせて2人がけがをしました。
物的被害は報告されていません。
このあと、県内は8日土曜日にかけて強い冬型の気圧配置が続く見込みです。7日の夜からは再び雪の降り方が強まりそうで、山地を中心に大雪となるところがある見込みです。
7日午後6時までの24時間の予想降雪量は、多いところで▼嶺北平地で15センチ、山地で30センチ▼奥越で40センチ▼嶺南平地で10センチ、山地で15センチと予想されています。
福井地方気象台は、8日にかけて大雪による交通障害や高波に警戒するよう呼びかけています。
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