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福井駅西口再開発「B街区」工事遅れで2026年3月開業にずれ込み 地下構造物の撤去に時間要す 総事業費は変更なし
福井駅西口の再開発について、福井駅前の通称「三角地帯」では、北陸新幹線の県内開業に合わせて「ふくまちブロック」などがある「A街区」と「B街区」の2つのエリアで再開発が進められてきました。このうち、B街区の再開発工事が難航しています。
地権者らでつくる再開発組合は、既存の建物の解体工事に想定以上の時間がかかったとして、2025年11月としていた複合ビルの完成時期を2026年2月中に、開業時期を3月に見直すと発表しました。
「フクマチブロック」に隣接するB街区には、地上10階の商業テナントやマンションが入る複合ビルが建設されます。工事は2024年1月に始まり、基礎工事が完了後、現在はマンション部分を建設中です。
再開発組合は、古い建物の地下のくいや基礎部分の撤去に想定よりも多くの時間を要したため、完成時期が遅れることを発表しました。総事業費は約49億円で、開業時期の見直しに伴う事業費の変更はありません。
複合ビルは、地上10階建てで1階に商業テナント、2階に医療福祉施設、3階から10階は分譲マンションとなる計画です。
ビルの隣には、広場が設けられ、一部には屋根が整備される計画です。再開発組合によりますと、路線バス利用者の待ち時間の利用などを想定していて、広場には笏谷(しゃくだに)石製のベンチも整備される計画です。商業テナントについては、明らかにしていません。
今回のB街区の工事の遅れについて市は「工期の見直しが必要となったことについてはやむを得ないと考えている。中心市街地全体のまちづくりに大きな影響を与えるものではないと考える。早期の事業完了に向けてしっかりと支援したい」としています。
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