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大野市の福井和泉スキー場 県内外の客で賑わう 大雪による“交通障害”や“コース整備の遅れ”で意図せぬ休業も「これらから挽回を」
祝日の11日、大野市のスキー場は大勢の利用客で賑わいました。しかし、前週に降った大雪の影響が営業支障をきたす場面もありました。
6年ぶりに4mを超える積雪となった大野市の福井和泉スキー場。祝日の11日は、スキーやスノーボードを楽しむ多くの利用客で賑わっていました。十分な雪が積もり雪質も良い最高のコンディションで、利用客は「すごいいい雪ですね」「たのしい」などと歓声を上げていました。
スキー場にとって雪は恵みとなる一方で、打撃も受けています。予想以上に雪が降ったため、このスキー場では様々な問題が起こりました。
県内の高速道路は、一部で除雪による予防的通行止めが実施されました。この影響で5日から10日まで、愛知県からの大型バスの運行が止まり、県外からの利用客が途絶えてしまいました。
また、予想以上の積雪で除雪やコースの整備に時間がかかり、本来なら多くの利用客で賑わうはずの週末に間に合わず、やむなく休業にすることになってしまいました。巣守社長は「先週は、通行止めが多かったので、通常の大体半分から3分の1の来場者数だった。県外客は来なかったし、県内客も自宅の除雪などでスキーに行けないということもあり、かなり影響があった」とします。
県内の冬型の気圧配置が緩んだ週明けの10日、ようやく全コースが滑走可能となり
本格的な営業を再開。それに伴い11日から愛知県からの大型バスも運行が再開されました。
利用客は「愛知の知多半島から来た。スキー場初めて来たけど、めっちゃ降っててすごい」「岐阜よりも積もっていて、このスキー場は斜面もあって楽しそう」「大阪から来た。初めてこんなに雪が積もっているのを見たが、フカフカですごいきれい」「意外とそんなに雪が固いわけじゃなさそう。初めてなのでピッタリ」などと話しパウダースノーを楽しんでいました。
ここではまた、インバウンド客の獲得にも力を入れています。2023年度からタイからの団体客を受け入れていて、2024年度も好調となっています。
巣守社長は「この大雪までの間、例年よりたくさんの客に来てもらえた。今年も3月30日まで営業できると思うので、たくさんの客にこのたくさんの雪を楽しんでもらいたい」と意欲的です。
福井和泉スキー場は、今シーズン3万人の利用客を見込んでいます。
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