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「この辺りは海だった」住宅に迫る高さ6メートルの巨岩 越前海岸に点在する岩が“語る”ストーリー <小旅>【福井】

2025.02.20 18:45

福井の魅力を再発見する「小旅」のコーナーでは今回、越前海岸の岩に注目します。大自然が生み出した岩には、共存する住民らとの歴史がありました。

越前町の海岸では、荒波に削られたユニークな形の岩が数多く見られます。「恵比寿岩」は双子のようによく似た岩が向き合ってそびえ立ちます。時間帯によって、様々な表情を見せます。

巨岩は、越前町の厨漁港近くの住宅街にも。家に隣接した大きな岩は、高さが6メートルほどあり、存在感を放っています。

5年前、この家の鈴間茂樹さんに話を聞くと「南風が強いと風よけになる」と話していました。鈴間さんよると、岩を取り除くことは難しく、残すことを決めて家を建てたそうです。どうして民家のすぐ横に巨大な岩があるのかについて鈴間さんは「この辺りは海だったので、海岸が隆起して波などで削られて残ったもの」と話していました。

5年経って再び訪れてみると、その存在感は全く変わっていませんでした。

さらに小道を入っていくと、今度は住宅よりもはるかに大きい岩が―

近所の人は「岩を触るとたたりがあって悪いことが起きると子供の頃から言われていたので、崇めている」といいます。

越前海岸と、個性的な岩が生み出す雄大な景観は、大自然が生み出したアートです。

<恵比寿岩>
場所:越前町梅浦にある旅情公園の南側

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