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待ち遠しい桜の季節 開花の目安「600度の法則」を解説 毎日の最高気温を2月1日から積算すると福井の開花はいつになる?「天気のギモン」

2025.03.19 19:10

天気のギモン、今回は「桜の開花の目安」について、村田気象予報士に解説してもらいます。

村田気象予報士:
まもなく桜の季節がやってきます。桜が咲く600度の法則というものがあります。これは2月1日から毎日の最高気温を足していき、その積算気温が600度になったころに桜が開花するというものです。

過去10年間の福井の開花日と積算気温の関係です。年によりばらつきはあります。ほぼ600度で開花した年もありなますが、600度よりやや少ない積算気温や、多い積算気温で開花した年もあります。ちなみに2024年は、過去10年間で最も多い680.4度での開花でした。

過去10年の平均は629.7度です。福井に関していえば、600度を基準に630度前後が目安になるのでしょうか?この600度の法則について専門家に聞きました。

越前町立福井総合植物園・松本園長:
「600度の法則というのは、2月1日という起点がおそらく目覚めの時期。そこから暖かくなり600度に達すると花が咲く。観察した結果から出された法則だと思う。ある程度目安にはなる」

村田気象予報士:
600度の法則が成り立つための重要なポイントがあります。それは冬の寒さが続き、休眠からしっかり目覚めることです。

県内は21日以降は気温が上がりそうです。桜の成長も一気に進みそうですか?

越前町立福井総合植物園・松本園長:
「だといいですね。温度の上がり具合が急激だと、成長もそれに合わせて早くなるのかということはわからない部分がある。植物の謎がもっと解明されていけばわかるのでは」

村田気象予報士:
植物の開花は単純なものではないので、まだわからないことも多いということです。ただ600度の法則は一つの目安ではあるということです。

2025年の最高気温の積算は、福井の2月1日から3月19日までで380.3度です。20日は気温が低めですが、21日からはかなりの高温が予想されています。多くの日で15度から20度近くまで上がり、20度を超える日もあります。

予想されている日々の最高気温を足していくと、4月1日には600度に達し、その後、4月3日あたりには630度に達します。このあたりが今年の開花予想日になりそうです。

気象会社「ウェザーニューズ」の開花予想日です。
福井市の足羽川桜並木が4月2日、敦賀市の金崎宮が4月1日、鯖江市の西山公園が4月2日、勝山市の勝山弁天桜が4月7日となっています。

4月は5日、6日が土日になりますので、ちょうど見ごろの週末となりそうです。

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