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恐竜学部生“御用達”マンションは部屋名も“マニアック”な恐竜の名前に 「白亜紀ダイナ荘」着工 2026年3月完成【福井・勝山市】
4月からスタートする福井県立大学の恐竜学部。1年後には恐竜博物館隣の勝山キャンパスで学ぶことになる学生のためにマンションが建設されることになり、27日に地鎮祭が行われました。銀行に併設され、すべてが恐竜づくしのマンションです。
このマンションは、北陸銀行が勝山で学ぶ大学生を応援しようと、地元の建設会社・大北久保建設に呼びかけて建てるもので、学生向けアパートの整備を支援する勝山市の補助金制度を活用しています。市中心部にある北陸銀行勝山支店の駐車場の敷地に3階建てのビルを新築し、1階には勝山支店を出店。「白亜紀ダイナ荘」と名付け2階と3階に10室を設け、それぞれの部屋には恐竜の名前が付けられる予定です。
27日は、建設会社の社長や社員が、恐竜の着ぐるみを着て神事に出席しました。
北陸銀行は「銀行の店舗が1階にあることで、学生には安心して住んでもらえるし、学生が左義長を含めた勝山の色んなイベントに参加してもらい地域と一体となって楽しんでもらえる場になれば」とします。
また、大北久保建設も「地域と私たち企業と学生が三位一体となって、学生を支援して一生懸命勉強してもらえる環境をつくりたい」とします。
部屋番号の名前の代わりに恐竜の名前を付けることについて、建設会社は「学生は恐竜研究者の卵なので(部屋の名前が)メジャーな恐竜の名前では面白くないのかな…」と頭を悩ませていて「ティラノサウルス」などのメジャーな名前ではなく「ドロマエオサウルス」といったマニアックなものにしようと考えています。「白亜紀ダイナ荘」という名前のインパクトもあり、大学受験の前から問い合わせが相次いだそうです。
マンションの場所は勝山左義長の櫓も立つ本町通りで、地域の文化も身近に感じてもらえるのではと地元は期待しています。11月には北陸銀行勝山支店が移転し、学生の入居は2026年3月から可能になります。
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