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無免許運転の警察官「仕事やプライベートを優先してしまった」 失効を把握も更新せず捜査車両も運転 【福井】
福井県警は16日、無免許運転をした30代の男性巡査部長を書類送検した発表しました。本人は免許が失効している事を把握しながらも更新せず、捜査車両などを運転していたということです。
県警監察課によりますと、無免許運転で書類送検されたのは、県警本部に勤務する30代の男性巡査部長です。2024年8月初旬に運転免許が失効していたにもかかわらず、同年12月25日まで更新をしないまま、捜査車両などを運転していたということです。
2025年2月、県民から「現職の警察官が昨年夏頃に免許が失効し、その後、失効手続きをしたと聞いた。事実ならば失効期間中に運転したのではないか」との通報を受けて県警が捜査を開始。これまでの調べで、捜査用車両を8回、私用車を2回運転したことが分かっています。
男性巡査部長は「仕事やプライベートを優先し更新を後回しにしていた。警察官としてあるまじきことをしてしまった」と話していて、16日付で依願退職しました。
県警では、職員の運転免許の更新期限が近付くと、本人と上司の端末に知らせが届く仕組みになっていますが、今回、上司らは「表示は確認したと思うが、多忙で忘れていた」と話しているということです。県警は、警部2人を口頭での厳重注意、警部補1人を所属長注意としました。
県警は幹部の意識改革や指導徹底のほか、監察課が職員の運転免許の更新状況を随時確認するなどして再発防止に努めるとしています。
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