番組情報


- #3 ○○館プロジェクトを手伝え!
- 2025年04月26日(土)放送
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全国的に課題となっている「空き家問題」。まちには使われなくなった建物が所々存在していて、空き家をどのように活用していくかも課題となっています。
その問題に対して、一人の大学生が立ち上がったということで、今回、やのぱん研究員に与えられたクエストは、大学生が取り組む「○○館プロジェクトを手伝え!」。どんなプロジェクトが進められているのかを調査するために、まずは大学生が通う福井県立大学かつみキャンパスに向かうやのぱん研究員。
そこで待っていたのが今回のわがまちプレーヤー、眞壁喜一郎さん。眞壁さんの案内のもと、かつみキャンパスを調査していると、発見したのは「水槽」。実は眞壁さんは、海洋生物資源学部先端増養殖科学科に在学中で、魚のスペシャリストを目指して勉学に励んでいます。
そんな眞壁さんが取り組む「○○館プロジェクト」とは・・・なんと「水族館」!
小浜市の空き家を利活用した水族館づくりに取り組んでいます。幼少期に敦賀の海を訪れ、野外キャンプに参加した時に、海の底にもたくさんの魚たちが生息していることに感動したという眞壁さん。その感動と魚の魅力を大勢の人たちに伝えたいと思うようになり、いつしか自分で水族館をつくることが夢になったといいます。
大学生となり、その夢を大人たちに相談したところ、県立大学と福井県の支援を受けられることになり、水族館プロジェクトが本格的にスタートしました。水族館となる物件は、小浜市でも歴史ある町並みが現存する三丁町にある空き家です。地域の役立つ場所にしたいと空き家を購入したオーナーと出会った眞壁さんは、自身の夢とお魚愛を熱弁。その熱意と行動力を見込んだオーナーから建物を託され、水族館とするための工事が進められています。
町家改修に取り組んでいる地元の工務店の協力も取り付け、着々と進行している水族館プロジェクト。しかし、眞壁さんの心には「まだ何かが足りないのではないか」という思いがあるといいます。そこで、この町家水族館にアイデアを提供することにしたやのぱん研究員。手を入れられる水槽を用意して、中になんの生き物が入っているのかわからないまま水槽に手を入れる「ドキドキ水族館」を提案しました。眞壁さんからは「実現出来たらとても面白い」と好反応。実現に向けて準備を進めてくれるといいます。
他にも手伝えることがないかとやのぱん研究員が向かったのは高浜町塩土。ここには既に個人で水族館を作り、地域の活性化につなげている自作水族館のパイオニア・藤本雅広さんがいます。藤本さんならば、眞壁さんのプロジェクトによりリアルなアドバイスがもらえると思ったやのぱん研究員は、眞壁さんと合流し水族館の図面を藤本さんに見せます。実は藤本さんは建築士の資格を持っていて、「排水を処理するための配管を用意する必要がある」「水槽掃除をしやすいような環境づくりをすべき」などの建築家そして水族館運営者としてのアドバイスが次々と飛び出します。
たくさんのアドバイスをもらった眞壁さんは、より良い水族館を目指して工事の見直しを進めると話します。
水族館のオープンは今年12月の予定。眞壁さんからは今後もお手伝いしてほしいとやのぱん研究員への依頼が。「水槽台づくり」や「展示する魚の捕獲」などまだまだお手伝いできそうなことがたくさんある水族館プロジェクト。やのぱん研究員は完成までお手伝いすることを約束するのでした。
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