日本人の夢・あこがれ 明治から昭和のポスター展
明治以降、情報伝達・宣伝広告のため、大量に印刷されたポスターは、街中に掲示され多くの人々の目に触れることで、本来の目的以上に時代の空気を表現し、当時の社会や世相と共鳴しました。
ポスターが日本で使われ始めた明治初期には、浮世絵の影響を残した美人画のようなものが多く、その後、西洋絵画的な表現方法から、次第に文字をどのように書くのか、色彩構成はどのようにしていくかなどのデザインの概念が含まれ、大きく変容していきました。
また、初期のポスター原画には、岡田三郎助や伊東深水、小磯良平など近代日本を代表する画家たちも多く制作に携わり、時代を下るにつれ、アール・デコやロシア構成主義等の影響を受けた、デザイン化されたポスターが登場します。戦時には、再び画家が原画を制作したプロパガンダ・ポスターが作られるなど、時代と共に表現スタイルは変化していきます。
本展では、明治期の美人画から、大正モダン、戦時広報、戦後の高度成長期に至るまで、それぞれの時代を彩り、かつ象徴するようなポスター作品約120点を紹介し、近代日本の歴史と世相の遷り変りをたどります。
※新型コロナウイルス感染症の拡大状況により会期や内容等が変更になる場合があります。
またご来館の際は、マスク着用および手指消毒など感染防止にご協力ください。
日時 | 2022年2月19日(土)~3月27日(日) |
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会場 | 福井市美術館 [ アートラボふくい ] |
観覧料 | 《当日券のみ》 |
関連イベント | ◆作品解説会
展覧会担当学芸員が展示作品の解説を行います。
◆アトリエチャレンジ
『ポスター作品のぬり絵』
『カラー版画制作体験』
◆子どもアトリエ〈 事前申込必要〉
『毛糸で描こう』 |
お問い合わせ | 福井市美術館[アートラボふくい] |
主催:日本のポスター展実行委員会(福井テレビ、福井市美術館)
協力:青幻舎プロモーション
監修:京都工芸繊維大学 並木誠士
後援:福井県、福井県教育委員会、福井市、福井市教育委員会、福井新聞社、FM福井