番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

受動喫煙について

今日のドクター

福井県がん検診精度管理委員会 肺がん専門部会委員
小林弘明先生

病気説明

タバコの煙には約5300種類の化学物質、約200種類の有害物質、約70種類の発がん性物質が含まれています。そのため、タバコが原因で亡くなる日本人は年間13万人にも上っているのです。
タバコの煙は喫煙者が直接口をつけて吸い込む主流煙よりも、火の付いたタバコの先端から立ち上る副流煙の方が、遥かに多量の有害物質を含んでいますし、タバコを吸い終わってからも吐く息には30分以上有害物質が含まれていますので、悪影響は周囲のタバコを吸わない人にまで及びます。これが受動喫煙です。

意外と知らない?対処法
分煙では受動喫煙は防げません
タバコの煙というのはPM2.5に相当する非常に小さい粒子で長時間にわたって空気中に滞留しているので、喫煙席と禁煙席を分けるような分煙では効果は得られません。喫煙室についても、ドアの開閉のたびに大量の煙が漏れ出すため、受動喫煙を防ぐことはできません。
例えるなら分煙というのはプールをコースロープで区切って、おしっこを許可するようなもので、プールの水全体が汚染されてしまいます。ですから、分煙では受動喫煙は防げない、建物内は禁煙でなければダメという事を理解してほしいと思います。
加熱式タバコでも受動喫煙の危険があります
最近は加熱式タバコを吸う人が増えてきましたが、加熱式タバコというのはタバコ葉を用いた紛れもないタバコです。ニコチンはもちろん発がん性物質も含まれており、煙が出ない臭いが少ないからといっても安全ではありません。
紙巻タバコより大幅に減っている物質がある一方で、ほとんど減っていない有害物質もあることが最近分かってきました。喫煙者の口から出たエアロゾルと呼ばれる蒸気は周囲に広がり受動喫煙の原因になりますので、禁煙の場所で吸ってはいけません。
まとめ
お話しましたように、タバコは喫煙する本人ばかりでなく、周囲の人の健康も奪ってしまいます。紙巻きタバコから加熱式タバコに切り替えるのでは無く、あなたの大切な人の為にも両方ともやめるようにしてほしいと思います。
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